高級寿司

フード

一晩の外食で6万円。
外食にこんな大金をはたいたのは人生初。
しかも2人前で…

旦那が独立して自分のお店を出してから、
この4月1日で10周年を迎えた。
よくぞ生き延びた。ありがとう!
という気持ちを込めて、せめてどこかで
普段とは違った食事でもと思ったのが事の始まりだ。

元々、私の旦那は日本食に特別興味がないタイプ。
「日本食はヘルシー」だとか「寿司が好き」だとか
人前で触れて回っているが、
そんなに日本食を食べてるっけ?
そうツッコミたくなるほど日本食とは程遠い食生活。
ただ、本当に彼が寿司や刺身を食べられるのか、
しかも美味しいと感じるのか…
知りたいという気持ちは私の中に常にある。

私たちは都心から少し離れたところに住んでいるが、
ラッキーにも近所に日本人に評判のいい
日本人経営のお寿司屋がある。
舌の肥えた友人も「最高に美味しい」と
太鼓判を押すお店だ。
いつか行ってみたいと思ってはいたが、
何しろ高い。お任せコースのみで、
お一人様$160か$200の2つしか選択肢がない。

バーガーとビールで十分幸せな
超・超庶民のうちの旦那が
喜び勇んで行く場所ではないのは百も承知だ。
なので機をうかがっていたのだが、
その時がとうとう訪れた。それがこの10周年。
$160×2人なら… 頑張れる、ワタシ。

ところが旦那が選んだのは予想外の$200コース。
(え”っ? いいですよ別に、今回ぐらいは)
ウェイターにお飲み物は?と
飲み物をすすめられてハッとする。
飲み物は別腹ならぬ、別会計。
瓶ビール(小)が$12。(うちの旦那は超ビール党。
絶対に1本じゃ終わらない)
私は既に出されていたお茶で十分なのに、
何か頼まなきゃいけない雰囲気に負け、
”スパークリングほうじ茶” なる飲み物を注文。
(すでに飲んでるお茶もほうじ茶ですけど…)
これも華奢な小瓶で$12。

更にお会計には13%の消費税がかかり、
ぼったくりのチップも必須。
クレジットカードリーダーに出てくる
チップの選択肢が15%、 18%、 20%
と固定されているのもイヤらしい。
そして悔しいかな…
無難に「中間」を選んでしまう自分がいる。

結局、自分のカードに刻まれた総額は、$581.36。
今日のレートで日本円に換算してみて
アゴが外れかけた。
なんと、64,919円也。ご馳走さまでした、ワタシ。

コロナ以降、外食産業の値上げが半端ない。
お寿司は評判通り美味しかったし、
すき焼きも食べられたし、
久々に本物の日本の味を楽しめたのは事実なのだが、
果たして金額に見合っているのか、
もはやよく分からない。
ヤバ過ぎないか?トロントの外食…

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