パブ文化

文化の違い

近所に行きつけのパブがある。
1日の仕事終わりに気晴らしにビールを飲むときも、
料理が面倒で夕飯を簡単に済ませたいときも、
友人たちと軽く集まるときも、
どんな時でもお手軽に行けるのがパブ。

パブは、日本のファミレスみたいな位置づけだろうか?
一見、お酒を出す大人向けの場所に見えがちだが、
実は家族連れでも入れるカジュアルなお食事処だ。

私はお酒が飲めないし(ビール1杯で赤くなる)
特別アルコールを欲することもない。
「パブ=ビールを飲む場所」という
勝手なイメージが出来上がっていた上に
昼間でも暗い店内、しかもおじさん多め…
なかなか気軽に入れるところではなかった。

ところが一度入ってみると、何とそこはオアシス。
意外にも私はこのパブという場所が性に合うようだ。
暗めの照明が実は居心地がいいことに気が付いた。
お洒落なレストランでよくある場違いな空気を感じることもなく
妙に落ち着くのだ。(根がおっさんだからか?)

そして、大抵はテレビがいくつもあり、
何かしらのスポーツが映し出されている。
これがまた、私にとっては願ってもない救世主。
もしグループの会話に入れず手持無沙汰に陥っても、
スポーツ観戦という逃げ道がある。
決して“フリ”ではなく、好きなので見ていて楽しいのだ。

春はNBA(バスケットボール)と
NHL(アイスホッケー)がプレーオフに入る季節だ。
それに加えてMLB (ベースボール) がシーズンインする。
今年、NBAのホームチームはプレーオフに進めなかったが、
ホッケーはプレーオフ真っ最中。
プレーオフ中は、店内の熱気がいつもより高まる。
際どいプレーに全員が一喜一憂する雰囲気はこれまた楽しい。

ホームチームのホッケーの試合がなかった昨日は、
大画面で大谷選手の活躍を見ながら、(トロントにとっては嬉しくないが)
小さなテレビでNBAとNHLの試合をつまみ食い。
そして店内ではライブバンドが演奏している。
何て素敵な場所だろう。

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