コースターを投げる女

文化の違い


日本の接客のすばらしさは、よく話題にあがる。
たまに帰国すると、少し過剰かなと感じることもなくはないが、
本当に丁寧で思いやりのある接客だとつくづく思う。

英語には敬語がないとよく言われるが、そんなことはない。
これは概念の違いだろう。
英語は上下関係で言葉を使い分けるのではなく
会話の内容によって使い分ける。
普段はカジュアルな言葉遣いの友達や親子間でも、
頼み事をする時、お願いをする時などは誰もがきちんとした言葉を使う。
接客も、ハイエンドな場所に行けばとても丁寧だ。

一方で、カジュアルなパブなどではフレンドリーな対応が好まれる。
“Hi guys! What can I get you to drink?” 
(どうも!飲み物何にする?)
もう響きからして相当カジュアルだ。
Would you とか Could do を期待していると肩透かしを食らう。
実は、私はこのカジュアルさが結構気に入っている。
「失礼にならないように回答しなきゃ…」などと
変に緊張しないで済むからかもしれない。

し・か・し!
コースターを投げられたときは固まった。
それはなんでも行き過ぎでしょ…

バレーボールの仲間が毎週通う馴染みのパブ。
私が加わるずっと前から彼らは店の常連で、
担当のサーバー(=ウエイター)との関係も長い。
だからと言って、物を投げるのはいかがなものか?
いつ行っても彼女はこのスタイルだ。
これって本当のところどうなのよ???

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