代行の難しさ

文化の違い

誰かの代わりをすることは難しい。
チャンスにもなれば、相当なプレッシャーにもなる。
父が野球好きだったので
一緒にプロ野球を見て育ったが、
代打とか、抑えのピッチャーとか大変だよなぁと
子どもながらにも感じていたものだ。

フィットネスジムで働いていた頃、
スタジオプログラムを
ガラス越しによく眺めていた。
時間になるとフリーのインストラクターがやって来て
様々なクラスを行う。
入り口にはスケジュール表が貼られ、
そこには担当インストラクターの名前も入っている。
体調不良や、休暇を取りたい場合には、
基本的にインストラクター自身が
自分の代行を立てなければならない。

これがけっこうシビアで、
休暇であれば前もってメンバーさんに周知しているので
驚き度は低いのだが、急病などの場合、
クラスを楽しみにしてきた人の落胆が大きい。
「えっ、今日代行なんだ…」
その代行の人のレッスンが予想以上によければ満足だが、
当然ながらインストラクターも個性が違うので、
テイストが違ったり、強度が違ったりして
欲求不満で終わることも少なくない。
いつもガラス越しに眺めながら
厳しい世界だなとよく思ったものだ。

昨日、いつものバレーボールで、
開始2時間ほど前に
メンバーの1人が欠席の連絡をしてきた。
オーガナイザーの旦那はサブを探さなければならない。
数人に連絡を取るも可能な人がおらず、
オンラインのコミュニティーページに
バレーをしたい!と投稿している人に連絡を取った。
今までも、何回か同じことをした過去があるのだが、
これが成功した試しがない。
それでも懲りずにトライする旦那…

こちらの人は過大評価の能力に長けているので、
実際のプレーを見ない限り実力は判断できない。
旦那は本人と電話で話し、
私たちのグループのレベルは中級であること。
そしてレシーブ・セット・スパイクの
ゲームであることを説明。
年齢も28歳と若いことから、
旦那は期待を込めて彼を招待した。
(頭の中では、高身長のスキルドプレーヤーを妄想)

しかし彼がジムに姿を現した瞬間、
誰もが、頭の中でモヤモヤを感じとっていた。
見た目で判断してはいけないのだが…
身長はおそらく私 (160cm)と同じか
少し低いくらいの人だった。
そしてウォーミングアップで
みんなと輪になってボールを回し始めた時点で
皆のモヤモヤがはっきりとした形になっていく。

ボールタッチが不慣れな感じ…

いやいや、早まってはいけない。
ゲームになったら
意外な才能を見せてくれるのかもしれない。
しかし最後まで私たちの予想を覆すスキルは
何も出てこなかった。

本当は、いつものサブメンバーの中で
1人都合がついた人がいたのだが、
旦那はリスクを冒して新しい人を呼んだ。
これが今回もまた「凶」と出た。
なぜ同じことを繰り返すのか
旦那の度胸にも驚きなのだが、
プレーの実力を互いに知っている間柄でも
難しい「サブ」というポジションで、
見ず知らずのグループの「サブ」を
自身満々(自分は中級プレーヤー!)で受けられる
彼らの強心臓にいつもながら驚かされる。

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