先週まで、旦那は母親と叔父と共に、
アルバータ州に住む親戚をたずねていた。
その行程のほとんどを叔母夫婦の家でお世話になったそうだ。
夫婦には2人の娘がおり、
再会のために帰省した娘たちも一緒に泊まることに。
全員が宿泊できるスペースがなかったため、
家主である夫婦と、娘は庭のテントで寝たらしい。
アウトドア好きなうちの旦那は、
自分がテントで寝ると主張したが、
叔母夫婦が譲らなかったそうだ。
夏は気持ちのいい季節。
屋外で寝るのも彼らの楽しみの1つのようだ。
この裏庭でキャンプ、
カナダに来てから私も2度経験した。
こちらではセカンドハウスを持つ人も多い。
代々親から譲られるコテージを持っている裕福な人もいれば、
郊外に土地や古い家を購入し、自分たちで家を建てたり
改築したりする人もいる。
旦那との生活を始めて間もない頃、
「キャンプに行こう!」と誘われた。
キャンプ大好き!人間ではないが、嫌いでもない。
キャンプ地として名の知れた大自然を想像し「いいね」と乗ったが
行き先は友人が所有する ”敷地” だという。
正直、え”っ?! とガッカリしたのを覚えている。
数年前に家を建てるつもりで土地を購入したが手つかずのままで、
物置くらいしかなく、キャンプにうってつけ?!なんだとか…
キャンプ道具を運ぶ必要もあるし、
万が一の時に寝泊りできる安全策も兼ねて
車で行くものだと思っていたが、
(車を持っていないのでレンタカーになる)
最終的に旦那が選んだのは、なんと電車…
こういう考え方の違い、本当に信じがたい。
現地に着くと、辺りは広々とした敷地を持つ家々が立ち並ぶ。
そんな家と家の間に鬱蒼とした林のような場所が現れる。
そこが1回目の ”裏庭でキャンプ” 地。
林?の中に入っていくと、話に聞いていたとおり
古めかしく怪しい小屋だけがあり、
裏?(奥?)には川が流れている。
ポツンと立っている小さな個室はぼっとん便所だ。
木に覆われているので、隣家の視界からは見事に遮られている。
表は民家が並ぶ舗装された通りだが、一旦中に入ってしまえば、
大自然の奥地にいる錯覚に陥る不思議な場所だった。
何度かたき火をしたであろう跡もあり、
旦那は嬉しそうにキャンプファイヤーの準備をし、
素っ裸で川に飛び込んでいた。
そして2回目。
これまた旦那の友人がらみで、
古い友人に久々に会いに出かけるという。
しかもテント持参で。
その友人宅は湖にも近くコテージが多い地域にあり、
広大な裏庭には自家菜園やらニワトリやら、
多少なりとも自給自足に必要なものがそろっていた。
そのお庭に2人のかわいい子どもたちを含む、
近所の友人なんかが集まって
キャンプファイヤーを囲んでワイワイガヤガヤ。
夜も更けてくると皆それぞれの家に帰っていき、
私たちは、そこに張ったテントに入る。
始めから「テント持って泊まりに行く!」という交渉も凄いが、
キャンプファイヤーができ、
テントを余裕で張れるスペースがあることが何より凄いと思う。
どちらももちろん夏だったと記憶しているが、
旦那が持っていたテントがかなりの夏仕様すぎて、
郊外の夜を過ごすには寒すぎた。
特に友人宅の庭でのキャンプの時は、
夜中にブランケットを盗み?に家に侵入したほどだ。
こういうところ、うちの旦那はツメが甘い…
裏庭でキャンプ

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