友人がまたスイスに6週間旅立った。
つい先日は確かアメリカに、その前はスイス、その前はフランス…
1年に1回の海外旅行というペースなんかではなく、
もう頻繁に海外へ出かけていく。
何とも羨ましい限りだ。
夫婦そろってセルフビジネスを立ち上げていることも大きいだろう。
インターネットさえつながれば、
どこにいても仕事ができる時代になった。
彼らのようなスタイルの仕事を持っている人は働く場所を選ばない。
多少、時差を考慮しなければならないこともあるかもしれないが
それほど大きな問題ではない。
とはいうものの、海外へ行くとなれば交通費、滞在費がかさむ。
それを補って余りあるほどの稼ぎが無ければ、
そう簡単な話でもなかろう。
今までに色々な国を旅してきた彼ら夫婦の一番のお気に入りは
物価が高い国として有名なスイスだそうだ。
私が行ってみたい国の1つでもある。
昔、初めてカナダにやってきた時、
スイスからやって来た留学生が言っていた言葉を思い出す。
「カナダはスイス(自国)を大きくした感じだ」
これは都市部に対してではなく、
あくまでもカナダの大自然に触れた時の感想なのだが、
そんな大きなカナダで育ったカナダ人が
スイスに引かれるというのも、なんだか面白い。
彼らが旅行をする際に常に利用しているのが、
dog sitting (house sitting) というマッチングシステムだ。
旅行などで長期間、家を空ける人がペットを世話してくれる人を探し、
ペットの世話を条件に滞在費無料で自宅を開放する。
家を貸す側は、ペットの世話の心配だけでなく、
空き巣などから自宅を守るという点でも大きなメリットがある。
借りる側は、なんと言っても滞在費が丸まる浮くのだから、
こんなにお得なことはないだろう。
[旅好き+犬好き] の人なら、
お互いにWin Winのいいシステムだと思う。
気に入られると、“旅費も出すから来てくれないか?”と
頼まれることもあるのだとか…
あちこち観光して回ったり、
近場でさらにショートトリップしたりするような旅には向かないが、
何処か気に入った場所に腰をおちつけ、
ゆっくりと滞在を楽しむにはもってこいかもしれない。
海外でその場所に長らく住んでるかのような体験ができるという点で
大きな興味をそそられる。
ただペットといえども、大事な命を預かるという点では
責任重大だ。
ちょっと目を離したすきに…といったアクシデントがあったら怖い。
と思ってしまうのは、考えすぎだろうか?
何はともあれ、これからの旅の選択肢として
ちょっとアリかなと思っている今日この頃だ。
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