ごみの分別について考えると、
日本は実に細分化されていてすごいなと思う。
地域によりかなり差はあるものの、
それでもトロントと比べたら十分に細かい。
ここトロントでは、ざっくり3種類 ―
生ごみ、普通ごみ、リサイクルごみだ。
ごみ収集日になると、大通りや住宅街の歩道には、
3種類の大型ごみ箱がずらっと並び、
各家庭から出されたごみをごみ収集車が回収していってくれる。
いつの間にか慣れてしまったが、
これも日本にはない海外ならではの光景だ。
分別の必要がほとんどないので楽は楽だが、
体に染み付いている「ごみ捨て」の考え方は大きく変わらない。
たとえ3択しかなくても、何がどれにあてはまるのか
市のウェブサイトをついつい熟読している自分がいる。
旦那との意識の差が大きく違うのは、リサイクルごみだ。
中身をきちんと洗うのがリサイクルの基本だと思うのだが、
うちの旦那にはその発想がないらしい。
ピーナツバターやマヨネーズ、シャンプーなどのプラスチック容器、
飲料水の缶やペットボトル、牛乳パックなど、
なんでもそのまま捨ててしまう。
それじゃ、リサイクルじゃなくてただのゴミやん。
そしてもう一つ。
これは分別とは少し違うかもしれないが、
ごみのかさをなるべく減らすために、
私は何でもコンパクトにする癖がある。
ティッシュペーパーなどの空き箱は解体して平らにするし、
紙はクシャっと丸めるのではなく、破るか折りたたむ。
これをするだけで、ごみ箱に収まる量が格段に変わってくる。
旦那は、形あるものはそのまま
紙は中途半端にクシャっと丸める派なので、
店のリサイクルごみ箱はいつもテンコ盛り状態。
中の空気も一切抜くことなく口を縛るので、
風船のように膨らんだリサイクルごみの袋が出来上がる。
事業ごみは有料なので、かさを減らすことは経費削減にも通じるはずなのだが、
(重量ではなく、袋の数で料金が発生する)
一向に学んでくれる気配がない…
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