すっかり忘れた…
お正月というものがないカナダ。
New Year’s Day として
さすがに元旦は祝日だが、
2日からは完全に通常営業になる。
クリスマス休暇が終わると
大抵は普通に仕事なので、
日本のような仕事納め⇨新年という
はっきりした区切りがない。
感覚としては、
元旦も他の月の祝日と何ら変わらない。
そのせいか、新年初のメールを
「お世話になっております~」から始まる
普通の書き出しで送ってしまった。
私のメインの仕事は
日本の企業がお相手なので
先方はまだまだお休みだ。
急がずとも良かったのだが、
こちらは年末さっさと休暇に入ってしまったので、
(うちは大抵クリスマス休暇から元旦まで休み)
返信していないメールが少したまっていた。
一応カナダ時間で仕事をしてます
というアピールも兼ねて、
一気に返信したのはいいのだが、
日本的な挨拶をすっかりすっ飛ばした。
あはは…
最近では、「お世話になっております」さえ
省いてしまいたい心境なのだが、
このテンプレートは頑張って使っている。
そして文末の「よろしくお願いいたします」も
時に首をかしげてしまうことが増えてきた。
自分の書いた内容と、
最後の「よろしく~」が
まったく結びつかない時ってないだろうか?
一体何が”よろしく”なのか意味不明…
という状態に陥る時が多々ある。
こんな時、どうしていたのかもう思い出せない。
それとも、いつでもどんな時でも、
やはりメールの締めは
「よろしくお願いいたします」でいいのだろうか?
どうも座りが悪くて、
「よろしく~」を省くこともある。
そうすると今度は
私は無礼者だろうか?と微妙に心配になる。
このモヤモヤ、日本文化の難しさである。
英語のメールはその点楽でいい。
Hiで始まり、Thanksで終わる。
(もちろんお相手にもよるのだが…)
実に単純明快だ。
今までで私が犯した最悪の失態は
”お世話になっていません”で送信したメールだ。
何たる非礼な物言いだろう。
パソコンの予測変換は、ありがたくもあるが
恐ろしい落とし穴にはまることがある。
しかし、何をどう予測したら、
”お世話”と”なっていない”が
結びつくことになったのか大きな謎だ。
何度も読み返してから送る癖をつけてはいるが、
それでもまったく気づかずに送ってしまい、
重大な間違いを発見したのは相手から返信が来た時だ。
小っ恥ずかしさと焦りで
嫌な汗がドドーッと噴き出したのを覚えている。
同僚に速攻共有し、恥じを爆笑で吹き飛ばした。
決まり文句の挨拶部分は
あってないような物。
真剣に読むこともないので (私だけ?)
相手も気づかなかったのか、
(そうであって欲しい…)
優しさで突っ込まずにいてくれたのか
定かではないが、
返信は普通の淡々としたものだった。
(まぁ、相手も突っ込みにくいわな…)
その後、平謝りのメールを送った覚えがある。
この大失態に比べれば、
新年の挨拶が欠けたくらい大したことはない。
次回また改めてということでお許しを。
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