いきなり夏日

トロント

先週まで涼しくて、今年は冷夏かいな?
なんて心配してたのに、今週に入っていきなり30度超え!
確かに30度超えてくると暑い。
とは言っても、あの息をするのも苦しい
“どよーん”と淀んだ湿気がプラスされた
日本の暑さに比べればカワイイもんだ。

しかも家の中全体に冷房がきいているので、
日本のようにトイレに命がけ?で行くこともない。
カナダの生活が長くなった今となっては、
日本のあの夏を想像するだけで震えてしまう。
温暖化でどんどん気温が上昇していることを思うと、
恐ろしくて夏には日本に帰れない…

カナダも例外ではなく、平均気温が上昇している。
日本と比較すればまだマシとはいうものの、
1日中、外仕事の人たちは汗だくで大変だろう。
しかも、もともと高い気温に慣れていない人たちなのだから。

私は家の中にいる時間が長いので、夏は手足が凍る。
今年はずっと涼しかったこともあって、冷房が弱く
まだ自覚するほどの寒さは感じていなかった。
昨日、ちょっと散歩に行くついでに、
「何か必要なものがあれば帰りに買ってくるけど?」
と旦那に声をかけた。
すると、朝食の付け合わせで食べる
「冷凍のミックスベリーが切れてるから買ってきて」と旦那。
しかし数秒後には、
「いや、この暑さじゃ溶けるからいいや」と撤回された。

そんなに今日は暑いんか?と半信半疑で外へ出る。
確かに、モワっとした少し湿気のある暖かい空気を感じたが、
この程度で暑いなんて、カナダ人は甘いなと思いながら歩きだす。
気づいていなかったが、私の体は凍っていたらしい。
10分ほどで解凍の工程が終了すると、しだいに暑さを感じ始めた。
ゆっくりと歩いているだけだが
汗がじわじわと額に噴き出し、背中を玉の汗が流れ落ちていく。
やっと来たぞ、トロントの最高の季節が。

私はスイカが大好きなのだが、周りには人気がない。
夏こそスイカだろう!
ただ、問題なのは家の中が寒いこと。
外で散々汗をかいてスイカを欲しても、
帰宅すると寒いので欲求が消えてしまう。
それどころか寒くて食べられない。
そうやって毎年のように
ろくにスイカを食べない夏を過ごしている。
日本よりも断然お手頃で手に入るスイカが目の前にあるのに…
”今年こそは、好きなだけスイカを食べてやる!”と
今年もまた一応宣言してみることにする。

Comments コメント

タイトルとURLをコピーしました