涙

朝から涙してしまった…
旦那より早起きできた日は、ドラマを１本見ている。
今、ハマっているのは [This Is Us]だ。
2016年から2022年に渡り６シーズン続いた人気ドラマで
当時、職場で話題に上がったこともありタイトルは知っていてた。
気にはなっていたのだが、なかなか見るチャンスがないままでいた。

しかし思わぬチャンスがやって来る。
８月に10日ばかり旦那が留守になった期間に見始め、
今、シーズン２の15話目に差しかかった。
別に旦那がいようがいまいが関係ないのだが、
留守がちょっとしたきっかけになったのは間違いない。
Binge watching （一気見）はしない（出来ない）タイプなのと、
邪魔されずにじっくり見たいということもあり、
早朝（と言っても、7時30分だが…）のｍe timeを利用して
スローペースながら見進めているところだ。

久々に良質のドラマに出会った。
最近ありがちなマルチバースとか近未来とか
小難しい設定もなければ、
悪人も出てこないし、残虐な事件も起こらない。
１つの家族のそれぞれの人生を描いた等身大の物語だ。

とにかく、キャラクター１人１人に魅力があり、
子役も含めて全員に引き込まれてしまう。
主役３人は小学生時代と、
高校生時代で別々の子役が演じているが、
全員が本当にいい味を出している。
私は個人的に子役に弱いのだが
ここまで全員を好きになることもめずらしい。
主人公の１人ランダルの娘たちも愛らしい。

物語は、３人の主人公を軸に
過去・現在・未来を交錯させながら進んでいく。
その中で私の心を掴んで離さないのは、誰が何と言おうと
３人の父親であるジャックだ。
こんなすてきな人いる？こんな頼りになる父親いる？
もう、かっこよすぎる。

あまりにも現実とかけ離れていると、
”こんな完璧な人いないだろ！” と、
ウソっぽさが目立ってしまうところなのだが…
そこがこのドラマの絶妙なところで、
”いたらいいな”　”こんな人に出会えたら幸せだな”と
自然と昇華できてしまうのだ。

今日は起床が遅れて旦那とほぼ同じになってしまったのだが、
昨日の続きをどうしても見たくて、旦那がいる中で見始めた。
そして今日のクライマックスは、
偶然にも旦那が用事で外出した途端にやってきた。
人前で（旦那でも）涙を流すのがどこか気恥ずかしい私にとって、
このタイミングはパーフェクト。
涙腺がじわりと熱くなり、みるみるうちに涙があふれだす。
気づけばドーッと涙が頬を伝っていた…

人目をはばからずに泣くことは意外にも気持ちがいい。
（そんなことを知らずに今まで生きてきた…）
泣くと人間スッキリするものだ。
旦那がいたら、ここまで泣けなかっただろう。
あと何回泣かされてしまうのだろうか…
明日の朝が待ち遠しい。