日本製=高品質という神話は今も続いているのだろうか?
「神話崩壊」とか、「神話が薄れた」といった声も
よく聞こえてくるようになった気がする。
それでも日本人としてはやはり
日本製はしっかりしていると信じているし信じたい。
カナダに来て一番身近に感じたのは、
衣料品の仕立てがとにかく雑なこと。
結構な割合で糸がほつれていたり、形もいびつだったり。
Tシャツなんかは、洗濯すると身ごろの縫い目が両脇じゃなくなる。
言葉で説明すると難しいのだが、繊維が偏るのか、
全体が捻られた感じ?とでも言ったらいいだろうか。
日本のものでも多少のズレは出るが、そのズレ方が半端ない。
どこを基準にたためばいいか悩まされる。(⇦そこ?)
そしてこれは仕立てとは関係ないが、
試着でファンデーションやら何やらが付着し
汚れてしまっているものも多い。
購入する時は要注意だ。
そしてドライヤー。
これまでに何回買い替えたことか…
日本では軽く10年以上同じドライヤーを使っていたが、
こっちでは、購入してしばらくするとすぐに焦げ臭くなる。
えっ、もう??って感じ。
やがて、今にも火を噴きそうな臭いになっていき、
しまいには動きがパタリと停止する。
コーヒーメーカーも壊れるのが早い。
一番びっくりした壊れ方は、
ON/OFFするスイッチがもげたこと。
スイッチは一番触れるところで、
それこそ耐久性を考えて作られているハズだと思うのだが…
ある朝コーヒーを作ろうとスイッチをONにしたら、
部品がポロっともげて、中から小さなスプリングが飛びだしてきた。
スイッチってもげるんだ…と初めての体験に唖然とした。
これらはすべてがカナダ産というわけではなく、
あくまでもこちらで「手に入るもの」というくくりだ。
最近は、世界的にすべてが「消耗品」のような扱いで、
数年で買い替えるようなサイクルになっている気がする。
日本も例外ではないのかもしれない。
「もったいない」文化に触れて育ってきた自分としては、
あまり賛成できない時代の流れだ。
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