*途中、衛生的に不快な話が出てきます。きれい好きな方はご注意ください。
旦那の帰宅と共に嵐もやってきた。
この2週間弱、“汚れ”とは無縁の平和な暮らしだった。
もちろん生活している以上、埃は発生するしゴミも出る。
料理をすれば、吹きこぼれもするし油も飛び散る。
ただ、その都度処理をするので汚れは広がらない。
うちの旦那は、歩くだけで糸くずやら埃やらをまき散らす。
これは盛ってるように聞こえるがウソじゃない。
日頃、私はリビングで仕事をし旦那は店にいる。
仕事の合間にリビングを掃き、掃除機をかけ
床には目に見える埃がない状態にして仕事机に戻る。
数秒後、旦那が店から戻ってきてリビングを通過すると、
そこには、点・点・点・・・と明かなゴミが出現する。
糸くずなんて誰でも持っているし、私もある。
知らぬ間に抜け毛を振りまいていることだってある。
ただ彼の場合、その量がおかしいのだ。
まあ、そんな些細なことはさておき、
旅の疲れでご機嫌斜めな状態が回復するまでそっとしておいたのだが、
夕方にはいくらか回復し、髪を切ると言い出した。
彼はいつも自分で散髪する。
スキンヘッドとか、坊主とまではいかないものの、
短髪なので簡単らしい。
ただ合わせ鏡もなしに刈るので、よく見えない後ろや、
クセのある襟足の出来栄えは必ずしもいいとは言いえない。
(それでも本人は気にしない)
散髪を終えると細かい髪を落とすためにシャワーを浴びる。
当然、排水溝の網には小さな毛がぎっしりとたまる。
もちろんこれは放置され、私がいつも片付けることになる。
その後、2人でジム行った。
帰宅後すぐにシャワーを浴びた旦那。そして順番を待つ私。
さすがに排水のつまりに気づいた旦那は、
私がシャワーを浴びる前に、その網の毛を処理すると言う。
そりゃそうだ、やってくれ。
ところが、ここで事件は起きた。
トイレの蓋を開けるなり、そこに詰まった毛を振り落そうとした。
そこまではいい。
が、しっかりと張り付いた毛は落ちてくれない。
すると網の端をトイレットボールの内側の壁に叩きつける。
う~ん、それ微妙。ボールの内側は私の中ではすでに汚染区域。
それでも落ちない。
ついには、トイレの水に全体をつけて振り落とす…
ってか、あなたの指も浸かってません???
その手でこれから夕飯の支度??
・・・・・
爆発。
トイレの水で洗うという発想が、あり得なさすぎる。
速攻、その網は処分した。
私がいつもその網を掃除しなければならないのに、
汚染区域に浸かったものを触りたくはない。
旦那にとっては「ただの水」。
私の激怒は彼には意味が分からない。
私が狂っていると言わんばかりに逆切れしてふてくされる。
これだから、掃除・片付けは旦那に任せられないのだ。
何をされるか分かったものじゃない。
お義母さんの飼い猫事件もそうだったが、
親子そろって、(親の姿を見て育つのだから当然だろうが)
トレイの水は飲み水と何ら変わらないという感覚の持ち主。
10年以上経った今も、受け入れられないことの1つだ。