予定は未定 ②

文化の違い

前回の [予定は未定①] からの続き。

果たされなかった約束(予約)は、
自分から取り直さなければならない。
当然のことながら翌日は翌日で、すでに予約で埋まっている。
昨日、時間切れですっ飛ばされた予約を
次の日の始めに自動的に移動してくれると思ったら大間違いだ。

自分の予約を取り戻すには、電話で怒鳴り込むしかない。
要は予約の取り直しだ。
(この意味不明の過程には怒りしか湧いてこない)
昨日の予約だったのだから、
真っ先に従業員を派遣するという姿勢があって欲しいものだが、
まさかあるわけがない。
のらりくらりとかわされたあげく、
「最短で明後日の午後です」などと冷たく告げられる。

個々が重視される欧米社会のあるあるだと思うが、
基本的に自分の仕事以外には興味がない。
連携を取ろうという考えもない。
予約をすっぽかしたのは外回りのAさんであって、
今電話を受けている内勤のBさんは、Aさんの行動には関心がない。
Bさんの仕事は、予約表を見て空いている枠を伝えるだけなのだ。

電話の相手に謝罪の言葉を期待しても意味はない。
Bさんの非ではないからだ。
日本のように、誰の責任であろうと、
「まずは謝る」という文化はここには存在しない。

ここで「明後日の午後」という相手からの打診を蹴れば、
次、いつ予約が取れるかは分からない。
理不尽な対応を正すことにエネルギーを注いでも
ただの骨折り損になるのが関の山だ。
必要なのは、次の ”予約” を取り付けること。
怒りよりも冷静さが求められる。

そんな驚き、桃の木、山椒の木のシステムのおかげで、
私は洗濯機を購入してから1か月間
コインランドリーに通い続けることになった。
私の中にくすぶり続ける怒りの矛先は
何の罪もない旦那に向けられる… 
ごめんだけど、仕方ない。

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