洗濯は私が一手に請け負っている。
衛生感覚が違う旦那には任せることなどできない。
一緒に何を放り込まれるか分かったものじゃない。
考えるだけで鳥肌が立つ…
カナダの古い家屋は、
そもそも洗濯機を配置する作りになっていない。
これは私にとって
一番の “カルチャーショック” だったと言っても
過言ではない。
洗濯機が家にないってどういうことよ??
うちのアパートも例外ではない。
私が執拗に必要性を叫ばなければ、
きっと今でも洗濯機はないままだったろう。
ただでさえ置く場所がないので、
私は一台二役のマシンを必死に探した。
機能など二の次だ。
とにかく1日でも早く手に入れたい。
手ごろなものを見つけて購入したはいいが
使えるようになるまでは長い道のりが待っていた。
ありがたいことに、この愛しのマシンは
10年たった今も現役で活躍してくれている。
今までに2回故障したが、大事には至らず
今週も我が家の洗濯物をせっせと片付けてくれた。
ただこのマシンの欠点は、温度が低いこと。
そのおかげで、
取り付け時に新たな配線工事が要らなかったのだが、
乾燥に時間がかかる。
2時間回しても完全には乾いてくれない。
(洗濯物の量はさほど多くないにもかかわらず)
マシンの機能的には1回の設定で
最長3時間まで回せるようだが、
電気代だけでなく、生地の傷みも気になり
いつも2時間で止めている。
半乾きで取り出すことになる洗濯物は
その後、部屋のあらゆるところに広げることになる。
日本だと “半乾き” は嫌な臭いの元になるので危険だが、
ここトロントでは乾燥した空気のおかげで臭くならない。
しばらく放っておけば、そのうちカピカピに乾いてくれるのは
本当にありがたい。
ベッドは大抵大物が陣取るので、
旦那のパンツ (下着) はソファ周りを飾ることになる。
そのパンツ… 私が片付けない限り
永遠にそこにあるから驚きだ。
洗濯は電気代が若干安くなる週末にするので
土曜の夜にはソファが色とりどりのパンツで飾られる。
日曜・月曜はお店の定休日。
何もないと本当にずっとソファで大の字になり、
寝るか携帯をいじっているかで暇を持て余している。
パンツが目に入らないわけがないのだが、
絶対に自分で片付けることはしない…
そんなにバンツに囲まれて眠っていたいのか?
これはパンツに限らず、Tシャツでも同じ。
そして、いざ着替えようとする時に
自分のクローゼットもどきをのぞきこみ、
Tシャツがな~い!と叫ばれる。
洗濯機のオペレーター責任者は確かに私だが、
そのあとは積極的に参加してくれて構わないんですけど…
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