行ってみたい国?

友人夫婦が立ち寄ってくれた。
彼らはエジプト旅行から帰ってきたばかりだ。
旦那さんは若かりし頃
フライトアテンダントをしていた経歴もあり、
旅程を立てるのはお手の物。
常にオンラインに目を光らせ
お得なDealを実にうまく利用している。

約2年前、彼の故郷である南アフリカへ一緒に旅行に行った。
というよりも、彼の帰省に
私たちが便乗させてもらったという方が正しい。
彼と彼の家族のウェルカムなおもてなしと、
私にとっては未知の世界である「アフリカ」という国の
ドキドキが一杯に詰まったすばらしい旅だった。

それ以降、私たちはどこにも行っていない。
(私は両親のヘルプで、昨年日本に1度帰省しているが)
話題にあがった旅の話は立ち消えになったまま、
2年が経とうとしている。
しかし彼らはその間に、
メキシコ、アメリカ、イギリス、ポルトガル
そして今回のエジプトと世界中を飛び回っている。
何とも羨ましい限りだ。
1月には、再び故郷の南アフリカへ行くという。

前回私たちが南アフリカへ行った時、
彼の娘さんが母親とエジプトを旅行しており、
その後私たちにジョインしたお母さんから (娘さんは帰国)
エジプトの写真をたくさん見せてもらった。
遺跡の壮大さだけでなく、
カラフルな色使いのマーケットの写真にも
心を揺さぶられた。
いつか行ってみたい…(でも実はどこか怖い…)

たまたま昨夜見た映画が
『13 hours』(13時間 ベンガジの秘密の兵士)だった。
2012年にリビアで発生したイスラム過激派による
アメリカ領事館襲撃事件を映画化した2016年の作品だ。
恐怖で背筋が凍りながらも
目を背けることができない映画だった。

イスラム教徒の国といえばお決まりの
スピーカーから大音量で流れる「アザーン」。
私はあれが苦手だ。
どこか半音の独特な音色に
妙に不安がかきたてられる。
まさにドラマや映画の影響だろう。
あの音は、何か恐ろしいことが起きる前触れとして
私の脳に刻まれてしまっている。
“パプロフの犬?“ 状態だ…

この映画の中でも度々出てくるのだが、
自動小銃を肩から下げた人たちに囲まれ、
理解できない言葉でまくしたてられる状況の恐怖は
想像を絶する。
今この瞬間も世界のどこかで、
このような状況に陥っている人がいるのかと思うと
やるせない気持ちになる。

そんなエジプトの隣国リビアの政情不安の映画を見た後で、
不安がマシマシになっている。
どこに旅行するにしても
“wrong place wrong time”(まずい時にたまたま居合わせる)
になる危険は潜んでいるが
やはりちょっと怖い…
私の行ってみたい国リストに入ってはいるが
優先順位はそれほど高くない。
ひとまず、友人の話を聞いて興味が湧いた
エジプトの歴史について少し学んでみようかな…

Comments コメント

タイトルとURLをコピーしました