平日

旦那以外の人と初めてテニスをした。
なのでいつもの近所ではなく、
少し都会のテニスコートへ出張。
やはり都会は違う。

お互いに出やすいところということで
Trinity Bellwoods Parkを選んだ。
8面もあるパブリックコート。
ただ立地もいいだけに混雑が予想される。
しかし私たちがプレーするのは平日だ。
それでも念には念をと
プレー開始時間は朝の10時に設定した。
午前中なら暑さ対策にもなる。

旦那にも相談したところ、
まあ平日の10時なら大丈夫だろうと。
それでも、「万が一、一杯だった時のために、
第2候補のコートを探しておいた方がいいよ」と言われた。

確かにそうだ。
私は前日にGoogle mapで
近場に他にコートがないか探すことにした。
民家の中にひっそりとあるうちの近所のようなコートは、
地図上では 「tennis court」とは出てこない。
そこで航空写真を使って探すことにした。
コレ、便利。
公園のような場所を拡大していくと、
アスファルトの地面に
白いラインが引かれたコートが浮かびあがってくる。
そうやって、Trinity Bellwoods Parkの南に
2面のコートがあるのを見つけた。

万を持して当日を迎える。
朝方は予報通りの雨だったが、
起床した時にはやんでおり30分時間を遅らせたものの
現場に10:30に集合することに。
ところが、着いてみるとコートはすでに埋まっていた…
”平日ですよ今日… 皆さんお仕事大丈夫ですか?”と
つぶやく心の声。

こちらのパブリックコートの使い方としては
待っている人がいたら30分で交代するという暗黙の了解がある。
「待っています!」というアピールのために、
ラケットをひっかけるボードがあり、
そこに自分のラケットをひっかけておくのだ。
きちんと気を使ってくれる人もいれば、
そんなルールはお構いなしに永遠にプレーを続ける人もいる。
8面もあるのだ。
少し待てば順番が回ってくることは確かなのだが、
昨日は急に寒くなった。
それまでの暑さはどこへ行った?という涼しさだ。
じっとしていると寒いので、
一応前日に見つけておいた別のコートを見に行った。
なんとこちらもすでに埋まっている。

”平日ですよ今日… 皆さんお仕事大丈夫ですか?”
2回目のつぶやきである。

順番待ちをしてくれている友人と、
状況を電話でやり取りしているうちに、
Trinity Bellwoods Parkの方に空きが出て
私たちはそこに滑り込むことに成功した。

”カナダ人働いてます?”疑惑は
カナダに来た当初からあったのだが、
コロナで在宅ワークが加速し、
ますます自由な人が増えているのかもしれない。
自分もその一人であるのは紛れもない事実で
人のことは言えない。
平日からテニスができる贅沢さを
しみじみと感じた1日であった。

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