現金なら消費税はゼロ。その発想はいったいどこから??
カナダにも消費税がある。
基本的に物品やサービスなどに対し5%の国の税金がかかる。
これに、各州による州税が加算される仕組みだ。
トロントのあるオンタリオ州の州税は8%のため、
トータルで13%の税金がかかることになる。
価格表示は税抜きのため、
支払い時にドカーンと金額が跳ね上がる。
飲食店などでは、さらにチップを払うことになるので
(最低ラインで15%)結構ビックリする金額になることも。
うちは旦那が自営業を営んでいる。
私の役目は会計管理と、しばしのヘルプで基本的に接客はしない。
お店の後ろが住居なので、
そこでお店の会話を耳にしながら自分の仕事をしている。
旦那の接客に耳をそばだてているわけではないが、
会話のトーンや内容によっては自然と耳がダンボになってしまう。
ねちねちと値切っている人もたまにいる。
まぁ、それは仕方ないのかもしれない。
ダメ元で言ってみることはよくあることだろう。
ただ…
「現金で払えば、消費税はつかないでしょ?」
と言い放つ輩が一定数いることに驚く。
どの顔が言っているのかと、思わず振り返ってしまう。
(私の仕事机は、お店に背をむける位置にある)
なぜ現金で払うと消費税が無くなるのか意味が分からない。
残念ながら、うちはそういったサービスを提供していない。
こういう人の口調はいたって同じで、
勝手に「現金の方がお店としては助かるでしょ」という前提があり、
「現金で払ったげるんだから、消費税はサービスよね」という
高圧的な態度が見え隠れする。
そんなんが通用するなら、うちだって仕入の際に現金払いして、
消費税カットしたいわ!!
Comments コメント