捨てる神あれば拾う神あり

このところ仕事の依頼が尻つぼみ状態で
うすうす感づいてはいたが認めたくなくて…
でもつい先日、2年連続で依頼をもらっていた仕事に
今回お声がかからなかことを知り、
結構凹んでいた。

その現実を思い出すと、
今でもみぞおちの上のあたりが
すこしえぐられるような
妙な感覚に襲われる。
痛いわけではないが、
震えというか、吐き気というか
不安で落ち着かない
どうにもできない何とも不快な感覚だ。

ただ、私は基本的にはあまり悩まないタイプだ。
何かあれば、とにかく寝る。
さっさとベッドに入って眠ってしまえばいい。
それですべてが解消するわけではないが、
グダグダと悩み続けるのは性に合わない。
しっかり眠って朝を迎えたら、
新たな自分に生まれ変わる。(と言いきかせる)

そして今日、
新たな仕事をゲットできる手ごたえをつかんだ。
尻つぼみになっている分野(翻訳)ではなく、
今年新しく挑戦してきたデザインの分野だ。
どちらも(翻訳・デザイン)
昔からあこがれていた仕事。
ここに到達するまでずいぶん遠回りをしてきたが、
今やっとここにたどりついた。

ものを作り上げていくという点では同じ。
絶対的な正解がないだけに
どちらも生みの苦しみを伴う。
その苦しみが、私にとっては
【翻訳>デザイン】であることに気づいた。
翻訳だと、PCの前に座り続ける時間が
いつも締め切りに追われ
”いい訳文が降りてこない”焦りから
苦行へと移行していく。
ところがデザインだと、
目も腰も肩も疲労で悲鳴をあげているのに
”もっともっと”とアイデアが降りてくる。

こうしたらもっと見映えがよくなる。
この色の方が映える。などと、
視覚ではっきりとした違いを感じられるのが大きい。
変化がすぐに見て取れることで
苦しさよりも楽しさの方が今のところ勝っている。

翻訳は、「ハマる」訳文を思いつけたときは
もちろん嬉しいのだが、
そこにたどり着くまでの道のりが険しい。

時間をかけてやっとこさ扉を開いたプロの道。
すべてを手放してしまう気はまだ今のところない。
ただ費やす時間配分を少し変えてみよう。
そこからまた何か新しい光が見るかもしれない。

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