アーミッシュ

トロント

この週末に、友人の息子さんの結婚式で訪れた地域は、
アーミッシュの人たちが多く暮らしているそうだ。
新婦のご両親がリタイア後に移り住んだ場所で、
お隣さんはアーミッシュのご家族?らしい。
(と言っても、お互いに広大な敷地を持っているので、
どこがお隣さんなのか分からない)

目的地へ向かう一本道の両サイドは、果てしなく続く牧草地。
牛や馬が草を食む姿もそこかしこに見られる。
そんな大草原の中に農家の家と、
大きくて古く味わいのある納屋が点在する。
一本道を走っていると、
映画の中でしか見たことがなかった光景に出くわした。
対向車線をこちらに向かって走ってくるのは、何と馬車。

運転?しているのは男の人で、
麦わら帽子をかぶり、黒いズボンにサスペンダー。
後ろには、控え目な服装をした女性が二人乗っていた。
その後も何度かアーミッシュの馬車とすれ違った。
馬の蹄の音に合わせて揺られていく馬車。
なんとものどかな光景だ。
そして日が暮れて暗くなった部屋の中を照らしているのは
ロウソクの灯…
本当にそこだけ時代がタイムスリップしたようだった。

アーミッシュの人たちはモノづくりに長けている。
新婦のご両親に、すてきなものを見せてもらった。
近所のアーミッシュの人が3日で作ってくれたそうだ。
車輪付きのログハウスもどきで
中にはダブルベッドが置いてあり、寝泊りができる。
車でけん引することが可能なので、
気の向くまま自分たちの好きなところへ運び、
森の中で一夜を過ごすなんて贅沢な遊びができるんだとか…
ベッドで眠れるキャンプっていうのも
なかなか乙なものかもしれない。

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