ベースボール用語

言葉

今年のメジャーリーグはドジャースが優勝して幕を閉じた。
大谷選手、山本選手の活躍で日本も大いに盛り上がったに違いない。
すっかりドジャースの顔になったデコピンが可愛すぎる♡

実は、ドジャースにはカナダゆかりの選手もいる。
ワールドシリーズMVPに輝いた
Freddie Freeman (フレディー・フリーマン)は
カナダ人の両親を持ち (どちらもオンタリオ州出身)、
WBCにはカナダ代表として出場しているカナダ人でもある。
(米国との二重国籍)
ワールドシリーズ第1戦で
史上初となるサヨナラ満塁ホームランを放ったほか、
シリーズタイ記録の12打点をあげるなど大活躍。
足首捻挫のケガを押しての出場だったが、
実は肋軟骨の骨折もしていたというのだから驚きだ。

そして大谷選手と仲がいいとよく言われる
Teoscar Hernández (テオスカー・ヘルナンデス)。
彼はトロントブルージェイズで6シーズンプレーしており、
当時、私の好きな選手の1人だった。
彼の活躍を見られたのは嬉しい。

こういった自分の好きな分野の情報は
英語で読むのも苦にならないから不思議だ。
元々活字を読むのが好きな方ではあるが、
やはり英語だと少し構えてしまう。
意を決して読み始めたはいいが、
知らない単語や表現に出くわすと
内容がす~っと頭に入ってこない。
ところが、興味のある分野は
既存の知識で推測が働くので理解しやすく
見慣れない単語が出てきても、
どんどん知りたいという意欲が湧く。

スポーツは何だかんだいってカタカナを多用する傾向にあるので、
(日本発祥のスポーツを除けば)
そのまま使っても英語として通じそうなものだが、
日本得意の和製英語が多く存在しているので要注意だ。

旦那との会話でキャッチボールが通じなかったことには驚いた。
英語では単純に catch で、
「キャッチボールをしよう!」と言うなら
Let’s play catch でいいらしい。
ん~、なんか足りない。
尻切れトンボに感じてしまう…

下記なんかも英語読みからきているカタカナかと思いきや、
まったく通じない。

 フォアボール (四球) ⇨ walk
 デッドボール (死球) ⇨ hit by pitch
 フルベース (満塁) ⇨ bases loaded 

ついつい、”ツーアウトフルベース” とか言ってしまいそうになるが、
フルベースって使わないのね… 恐るべし和製英語。

また、日頃日本の記事で目にしている表現を
英語ではどう表現するかを知るのも楽しい。

 サヨナラ ⇨ walk off
 満塁ホームラン ⇨ grand slum / bases loaded home run
 逆転勝ち ⇨ comeback win / come-from-behind-victory
 残塁 ⇨ left on base
 ゴロ ⇨ ground ball / grounder

そして知っている単語ながら、
思わぬ使い方をされている場面に遭遇し
新たな意味を知ることもある。
私が野球を通して知った新しい意味で
お気に入りの1つは、retire という単語だ。
“引退する” とか “リタイヤする” といった意味で覚えているが、
”打者をアウトにする”という意味があるとは
まったくもって知らなかった。

 Yamamoto retired Otani on a flyout.
 (山本は大谷をフライに打ちとった)

“この日本文を英訳せよ“ という問題を出されても、
知らなかったら絶対に思いつかない単語だろう。
言語って面白い。
と同時に、言語習得の道のりは果てしない…と
遠い目をしてしまう自分がいる。

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