目がテンになる瞬間

文化の違い

海外に住んでいると、目がテンになる場面によく遭遇する。
えっ、それって普通なの…?と戸惑う瞬間だ。
スーパーマーケットで初めに驚いたのは
会計を済ませる前に商品を開封することだったかもしれない。

どうせ買うんだからと、袋菓子を開けたり、
飲料水を飲み始めてしまったり。
買い物が終わるまで待てないんかい…
よっぽど喉が渇いているのか、レジに着くころには飲み終わり、
空の容器のバーコードを読んでいることも。

うちの旦那もたまにやるのだが、
ある時、鼻水が出てきてお互いに持ち合わせが何もなく、
ティッシュを一箱かごに入れて鼻をかんだことがある。
考えようによっちゃ確かに便利?ではある。
でも何だろう?このモヤモヤ感は。
この行為をする必要は別にないが、する勇気も私にはない。

2つ目の戸惑い。
一旦カゴに入れたものの、気が変わって買うのをやめたとき、
恐らく日本人なら、面倒でも元の棚に戻しに行くと思う。
しかしここでは違う。
気が変わった瞬間に自分がいた場所に置いていく。
類似商品ならまだしも、
時々思いもよらないものが陳列されていることがあって笑える。
特にレジ周りの棚には、買う寸前に買い手に切り捨てられた商品が
どこか悲しげに座っている。

3つ目の戸惑い。
フルーツの買い方。ベリー系のフルーツを味見している。
バナナは欲しい本数だけもいでいく。
味見はさすがにしたことはないが、バナナをもぎれるのは便利だ。

4つ目の戸惑い。
卵が足りない。
プラスチックもあるが、ほとんどが紙のパックで売られている。
中身が見えないのできちんと確認する必要がある。
割れているのは仕方のないことかもしれないが、
数が足りないのは意味不明。
バナナのように1個だけ買うことなどできないハズなのに、なぜ?
旦那も必ず蓋を開けて確認するタイプなのだが、
それでも帰宅したら12個入りのケースに11個しか入っていないという
怪奇現象を経験したことが過去に2回ほどある。

そして今までで目にした中で最強にして最悪の瞬間は、
商品の缶詰を踏み台にして、最上段の商品に手をのばしていたおばちゃん。
(もちろん靴をはいたまま)
私も背は高くないので、最上段は届かない。
だからといって商品を踏み台にしていいはずがない。
踏み台にされた商品は誰が買うのか?

使用後の缶詰を責任もって購入するなら許せるが、
おばちゃんは何食わぬ顔で缶を棚に戻していた。
そんな商品をつかまされてるかもしれないと思うと、
虫唾が走る!!

「商品を踏み台にする」という発想そのものが理解しがたい。

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