日本で春の訪れを感じさせるものの一つ。
それは何と言っても 花粉症 桜だろう。
何度見ても見足りない…
春が来れば、また見たくなる。
満開の桜もすてきだが、個人的には散り際の美しさにとても惹かれる。
淡いピンクの花びらは、八分咲きから1週間足らずで散り始めるという。
その潔さと、はかなさが入り混じる姿に
強く引き付けられるのかもしれない。
そんな魅力的な花をカナダ各地で見ることができるのは嬉しい。
私の住むトロントにも桜を愛でることのできる場所がある。
トロント大学、トロントアイランド、トリニティ・ベルウッズ・パーク…
少し足を延ばせるなら、カリヤ・パークもお勧めだ。
中でも最も有名なのはハイパークだろう。
1959年に東京から寄贈された2000本の桜が始まりだそうだ。
以前、このパークの近所に住んでいたことがある。
自然豊かで広大な敷地に広がるこのパークは
私のお気に入りの場所の一つだ。
ジョギングでもよくお世話になった。
桜が咲くと、本当にたくさんの人がこのパークを訪れる。
そんな光景を目の当たりにすると、
みんなに愛される桜の木を (勝手に) 誇らしく思う。
ただ心無い人の行動に哀しさと怒りを感じたことも…
自分だけの「クール」な写真を撮ろうとするあまり
木に登ったり、枝を折ったりする人がいる。
誰かが始めると、その場所は撮影スポットのようになってしまい、
次から次へと木に登ってポーズを取り始める人が出る。
これはいただけない。腹立たしい!
来年も再来年も、またその翌年も。
この美しい花を見られるように、自然への敬意を忘れないで欲しい。
海を渡ってからも、毎年見事な花を咲かせる桜を見ながら、
今年も日本に思いを馳せる…
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