日本

窓って大事。
生活スペースはもちろん、
職場でも窓がないと息苦しさを感じる。
私は窓がない部屋での生活は無理だと思う。

今朝、たまたまネットで興味深い記事に遭遇した。
“日本の「高断熱サッシ」は欧州では違法建築扱い・・・”という、
なんとも挑戦的な見出しだった。
その記事はこちらから☟

記事の内容は見出しのとおりで、
”日本の家屋の断熱性能は先進国でも最低レベル”で、
欧州では許されない水準だというものだ。
そして関連して出てきた別の記事、
”冬が寒い先進国で「アルミサッシ」を使う国は日本だけ…”
も興味深く読ませてもらった。
記事はこちら☟


昨年の秋に久しぶりに実家に帰宅した時、
確かにアルミサッシの窓がやけに貧弱に感じたのを思い出した。
自分が住んでいた時こんなちゃっちかったっけ?と、
アルミサッシの密閉度の低さに少し驚いた。
極寒のトロントの家の窓はガッチリとかなりの機密性がある。
それに慣れてしまったせいもあるだろう。
しかし実家の窓を見て、
これじゃ冬は寒いはずだよな…と感じたのも事実だ。

トロントに来たころ、こちらの家屋は窓が小さい上に少ないと感じた。
比較的大きな窓があっても、全体を開閉できるわけではなく、
一部の小さな区画だけが開けられようになっていることが多い。
日本のように大きな窓を開け放って
空気の入れかえをするという解放感がまったくない。
最初はそれが不満でもあった。
しかし、それはきっと
トロントの極寒の気候を考慮しての作りなのだろう。

記事の中で、
欧米では「結露を引き起こすのは誤った設計であり、
人の健康を害する瑕疵かしである」いう考え方があると触れられていた。
これにハッとさせられた。
日本では、結露は仕方のないものとして、
結露を防ぐためのグッズなんかが色々売られている。
私もまったく疑うこともなく、
これは自然の摂理で仕方のないものなのだと思っていた。
ところが、そもそも
この結露を防ぐことのできる断熱・気密性のある窓が
日本の家屋には取り入れられていないだけだと知ってちょっと驚いた。
確かにトロントで今まで住んだ家を振り返っても
結露には出会ったことがない。
断言はできないが、「ああ、また今日も結露が…」などと
気になったことがないのだから、
おそらく結露が生じないのだろう。

記事を読む限り、この断熱・気密性のある窓にすることで
省エネにもつながるという。
ふと、日本も結露が生じない窓が主流になる日が
来るといいなと思った朝だった。

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