自信

仕事

自信ってどうやれば持てるのだろう。
私は自信を持てないタチだ。
自信に満ちているというか、
自己主張がはっきりとしている海外の人と比べると、
日本人は自己を過小評価してしまう人が多いと
一般的にも言われている。
日本の美徳とされる”つつましさ”などの
文化的背景もあるのかもしれない。
しかし、その日本人の中にあっても
わたしの自信レベルは最低だと、
自信を持って言える。
”自信”をもって言えるとは、
皮肉以外の何物でもない…

自分の進みたい道を模索し勉強する。
勉強することは嫌いじゃない。
もともと学校は好きではなかったが、
興味のある分野を学ぶことは好きだ。
ただ知識はつけても
それを実践に移していく勇気に欠ける。
私の悪いクセだ。
振り返ってみれば、
私の人生はそんなことの繰り返しだ。

そんな中、少しずつ前進してきた語学の道。
1歩進んでは10歩後退するような
決して順調な道のりではなかったが、
何とか翻訳者の端くれとして細々と仕事をしている。
とはいえ今でも仕事を受けるたびに
自分の能力に疑念がわく。
己の処理スピードの遅さのせいで、
時給換算した時の衝撃度は半端ない。
しかし、なんでも経験がものをいう。
貪欲にチャレンジして経験値を積まなければ成長はない。

分かってはいるが辛いのも事実。
自分の時間を費やすことは仕方ないとしても、
ダメ出しされるとかなり凹む。
翻訳は、大抵チェッカーと呼ばれる
翻訳者が翻訳した原稿をチェックする人がいるのだが、
その方の直しが多いと血の気がサーッとひいていく。
しかもそれがチーム翻訳(数人で分担)で、
1人だけ直しが多いと
マジで谷底に突き落とされた気分になる。
恥ずかしさと悔しさと、自信喪失で
次の仕事を受ける勇気が萎えてしまうのだ。

今回いただいた久々のお仕事は、
前回めちゃくちゃダメ出しされた時と
まったく同じメンバーでの仕事だ。
必要以上にナーバスになる。
また私だけ… という悪夢が頭をかすめる。
いつになったら自信を持てるのだろうか…
あれだけ直されたにもかかわらず、
また仕事を依頼してもらえたことを
プラスに受け取ればいいのかもしれない。
しかし私にはその余裕がない。
そこがそもそも、
自信を持てる人と持てない人の違いということか…

ごたごた言っていても締め切りはやってくる。
とにかく精一杯、今持てる力を注ぎこもう!
だめならだめでいいじゃないか。
また1つ経験値をあげるのだから。

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