終わった…
敗戦のショックで筆がすすまなかった。
というのは言い過ぎだが、
気が抜けたのは本当だ。
前回の記事に書いたメジャーリーグの優勝決定戦。
土曜日の頂上決戦に敗れた。
正直、我がチームブルージェイズの方が押していた。
まさかの(私にとっては)大谷選手の先発。
前日に山本選手にまたしても抑えられた記憶がよみがえる。
それでも先に大谷投手を攻略し、3ランで先行。
ところが、そのあとは毎回チャンスを作りながら
追加点がとれず、その間に継投のピッチャーが
それぞれホームランを1本ずつ打たれるという嫌な流れに。
なんとか逆転を許すことなく1点リードのまま最終回へ。
ほとばしる感情を無理やりねじ伏せながら
満員のスタジアムは守護神のホフマンを見守る。
テレビの前の旦那と私も同じだ。
32年ぶりの世界ーまで、あと2アウト…
しかし、
まるでお約束であるかのように同点弾が飛び出した。
ここで逆転されなかっただけ
まだ我がチームの運は残っていたと思う。
勝利の女神がまだこちらに微笑んでくれていた証拠に
その裏には満塁という最高の舞台がやってくる。
四球でもいい、外野フライでもいい、
何ならプレッシャーを与えて
ワイルドピッチを誘ってもいい。
ただ、ランナーを1人ホームに迎え入れれば
それで試合終了。サヨナラ勝ちだ。
しかしこの「1」点が遠い。
2死満塁で迎えた
シーズン絶好調のクレメントの飛球が
一直線に外野の深いとこへと飛んでいく。
浅い守りをしていたのかドジャースの左翼手が
懸命にボールの落下地点へと背走する姿が
アップになってテレビ画面に映しだされる。
「よし、いける!抜ける!!」
ところが最後の最後に
画面の右側から走りこんできた
中堅手のグラブがボールを奪うようにキャッチ。
サヨナラ勝ちが消えた瞬間だった。
(こいつ、どっから出てきた?!状態)
この時点で、私の中では試合終了だった。
勝利の女神がブルージェイズに愛想をつかして
去っていくのがはっきりと見えた。
このシリーズ2度目の延長戦へ。
そして延長11回、
またしても1本のホームランを献上。
旦那と私は最終回の我がチームの攻撃を見ることなく、
テレビのスイッチを消した。The Endである。
時計の針は0時を軽く回っていた。
疲労感が半端ない。
熱戦から2日経ったが、
祭りが終わった後の虚脱感が
今日もまだ抜けない…
祭りのあと
トロント

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