単位の違い

海外生活

海外に行って混乱するものの一つに単位がある。
遠い昔、1度だけフルマラソンに挑戦したことがあるのだが、
場所がハワイだったので、道端のサインはマイル表示。
疲労がたまってきてモチベーションがだだ下がりの時
あとどれくらいでゴールなのかが分からず
モヤモヤしながら走った(=歩いた)ことを思い出す。

その点、カナダは日本と同じキロ表示なので困ることはない。
ただ、すべてにおいて
メートル法を採用しているわけではないのがややこしい。

長さはフィートとインチ。重さはポンド。
なので身長・体重はもとより、
部屋の広さとか物の長さ、高さ、奥行きなんかの会話では、
とっさに大きさがイメージできない。
センチメートルほど単純なものはないと思うのだが、
カナダは頑なにインチを使う人が大多数だ。
数字が苦手な私にとって、分数を使うなんて問題外!!
2インチと3/8って何なのよ。難しくしすぎ。

買い物も、値札はポンド表示なので重さと値段がすぐに繋がらない。
安い!と勘違いしてカゴに入れ、
レジで何でこんな高い買い物になったんだ?と首をかしげる。
野菜や果物は大抵重さで売られているのだが、その単位がポンド。
しかもポンドの表示がpoundsじゃなくてlbってのも紛らわしい。
[$1.49/lb.] などど書かれている。
ポンド表示なのは知っていても、lbって何の略??
という余計な雑念が湧いてしまうのは私だけだろうか…
lbはラテン語のLibraから来ているらしい。

古代の人々が質量を測るときには天秤を使用していました。
天秤はラテン語でリーブラ libra といい、
リーブラが質量の単位名として利用されていました。
「〜リーブラの重さ」を「〜 libra pondus」と言っていたものが
省略されて pondus になり、それがポンドの由来となりました。
                     引用:大日本図書

体重を計って100を超える数字を見るのも、一瞬ビビる… 慣れるけど。

気温は摂氏を使うのに、オーブンの温度は華氏というのも不思議だ。
オーブンの摂氏/華氏は2倍くらい温度が違うので、
レシピを見ながらの料理は要注意だ。
うちの旦那も何度か間違えた設定で料理を始め、
いつになっても出来上がらないという苦い経験を何度かしている。
カナダ人でさえ混乱するのだから、統一すればいいのにいつも思う。

この中でも、心の底から世界中でメートル法に統一してほしいのは
フィート/インチの単位だ。これ本当に意味不明・・・ものを測るのに分数って要る??

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