私の仕事はメールが多い。
普段から、どうすれば簡潔に要点を伝えられるかを
考えながらメールを書いているつもりだ。
日本語でのビジネスメールはきちんと学んだわけではないが、
実践でそれなりに経験してきた。
しかし英語のビジネスメールの書き方は学んだことがない。
こちらに来て仕事をしていく上では必須スキルだと感じ
かつて学んだことがある。
まず「1メールに1要件」ということが勧められていた。
返事が来ないことの原因に、
たくさんのことを詰め込め過ぎることが挙げられていた。
なるほど一理ある。
ここで学んだ英語メールの基本ルールは、
日本語メールにも適用する価値があるものがたくさんあった。
たしかに日本語で書いていても、
”んっ?この2つ目のお願い忘れられないかな?”とか
思うことがある。
ただ、1日に何通も送り付けるのもどうなのか?と
感じてしまうのも事実だ。
同じ相手なのだから、まとめてしまいたい気になるが、
一つ一つが長い文章になる場合は
やはりメールを分けた方がいいのかもしれない。
1つの要件で、
どうしても長い文章を避けられない時は
箇条書きにしたり、見出しや番号をつけたり、
1行あけて段落を分けたりと、
それなりに見やすくする工夫をする。
こういった読みやすさ、理解を助ける工夫は
いくつもの選択肢がある。
しかし、”言葉の解釈の違い”は埋められないことがある。
”単語”を自分の思い込みで使ってしまわないように、
意味を改めて調べることも多い。
なるべく誤解を生まない言葉を選ぶようにもしている。
日本語特有のまどろっこしさをできるだけ排除し、
短刀直入な(でもぶっきらぼうにならないように)
表現を使うように気を使ってもいる…
…のだが、
まだまだ私の力量は”つもり”のレベルを
脱していないのかもしれない。
先日の短納期案件で、3つの質問事項を送った。
1、2、3と番号をつけ、
それぞれに質問事項を短文で書き出し、
それに対する自分の意見、もしくは指示を仰ぐ表現を入れた。
しかし相手の回答は、
私の意図したものではなく戸惑いだけが脳内を回転する。
相手も1、2、3とそれぞれに回答してくれたのだが、
2つの質問に関してはポイントがずれていて
私の欲しかった答えではなかった。
納期に余裕があるなら、
何度もラリーを続けられるが今回はそんな時間はない。
このすれ違い…
何が悪かったのか?
自分の文を何度読み返してみても答えは出ない。
この文章を読んで、どうしてその回答が導きだされたのか。
文字だけで相手に伝えるってムズカシイ。
修行はつづく。
コトバって難しい

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