運転

旦那の気まぐれで
夏に帰ることになった今回の帰省。
車を持たない私たちは
いつも車をレンタルすることになる。
今でこそ、これが普通になったが、
初期の頃はライドシェアを利用していた。

“何それ?”である。

ライドシェアとは
同乗者を募集している一般人の車に
お世話になるシステムだ。
私たちのように車無しの人には
目的地まで安く行ける利点があり、
運転手はガソリン代をカバーできるという
Win-Winの関係にある。
(今もまだあるのだろうか?)

私はそれが大嫌いだった。
数泊分の荷物を背負って
待ち合わせ場所に出向き、
初対面の人の車に乗り込む。
そこから3時間弱、密室に閉じ込められるのだ。
よく考えたら結構危険では?

同乗者は私たち2人だけとは限らない。
定員いっぱいのこともある。
そんな時、1番小柄な私のポジションは
決まって後部座席の真ん中になる。
両サイドをガタイのいいカナディアンに固められ
身動きの取れない状態で過ごす3時間。
苦痛でしかない。

頼むから車をレンタルしてくれと懇願?し、
数年後からレンタカーが標準になった。
しかし私はペーパードライバーだ。
リカちゃん人形よりも
ミニカーが好きだった幼少期。
絶対に運転好きになると思っていたが、
意外にもそうはならなかった。
座りっぱなしが腰にくるのと、
眠気に勝てないのが大きい。

毎回運転してくれる旦那には悪いのだが、
旦那の運転がちょびっと怖い。
毎日運転している人の車に乗る時は
少しも不安を感ない。
すべてがスムーズで不安になる要素がないのだ。
しかし旦那の運転は、
所々でぎこちなさを感じてしまう。
そんな中、雨が降るとさらに不安が増す。

昨日は雨の中での出発になった。
そのせいか前半は
乗り物酔いのような症状に見舞われた。
後半何とか持ち直したが、
心の片隅でどこかソワソワしている自分がいる。
運転しないのに、まったく失礼な話である。
帰路は晴れであることを願っている。

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