話しやすい人

昨日はビーチに行ってきた。
ビーチバレーに参加するためだ。
毎週、朝の6時くらいから
コートを設置してくれる人のおかげで、
私たちはただビーチに行けばプレーをさせてもらえる。
本当に、ありがたや…

メインの面子は、ほぼほぼ決まっているが
気の向くままにビーチに出没して
プレーさせてもらっている私にとっては、
毎週のように知らない顔と出会う。

メインメンバーの中に、
ひとり大・大・大の苦手な人がいる。
気分屋で、王様気取りで(女だが)、気が強くて、
好き嫌いがはっきりしている。
(これは私の勝手なジャッジではある)
どうも彼女に私たちは(私だけでなく旦那も)
嫌われているようで
朝到着してみんなとあいさつを交わすのだが、
彼女はいつも全無視。
このっ徹底ぶり、まじで毎回ビビる。

”何か私悪いことしたかな?”と感じてしまうのは
私だけなのかと初めのころは心配したが、
後に彼女が気分屋であることは
周知の事実だということを知って少し安心した。
とはいえ、やはり同じ空間にいることは
居心地がいいものではない。
できるだけ彼女からは離れていたい。

他の常連メンバーも
毎週顔を合わせるので知ってはいるが
きちんと話したことはない人がほとんどだ。
大抵は仲のいい内輪メンバーで固まって団欒している。
しかし、メンズゲームだ!と言って
旦那がコートに行ってしまい、
それまで会話で盛り上がっていた輪の中に一人取り残されると
一気に気まずい空気が流れる。
これもなかなか苦手である。

そしてそれなりにゲームを楽しんだ後
夏のパテオを楽しむために近くのパブへ向かう。
昨日は私にとっては”初めまして”の女性が加わった。
4人でパテオへ向かう道すがら、
私はなるべく”初めまして”の人と並んでしまうことがないように
うちの旦那の隣をキープしようと試みる。
なぜって、会話が続かない気まずさが怖いから。
ところが、空気が読めない旦那は
気ままに歩くのでいつの間にか後ろに取り残されてしまう。

昨日も歩きはじめてすぐにそんな状況に陥った。
私の危険予知センサーが脳の中でけたたましく鳴りだす。
しかし不思議なことに
彼女とは会話が自然と続き
”どうしよう””やばい””英語がでてこない”という
いつもの状況にならなかった。
目的地に着くまで途絶えることなく会話が続き
いつにもなく居心地の良さを感じた。

この人、めちゃくちゃ話しやすい!

日本人の中でも
なんとなく会話がぎこちなくなってしまうタイプの人がいるが、
英語でこんなにも妙な焦りを感じずに会話できたのは驚きだ。
この人ならお友達になれるかも!と初めて感じることができた。
話しやすさというものは、
言葉の壁以前に「人柄」なんだろうなと
つくづく感じる出来事だった。

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