夏の終わり

昨日、今日と一気に肌寒くなった。
携帯の最低気温の数字には早くも一桁がお目見えした。
来週はまた気温が戻る予報が出ているが、
今現在（午後3時）、風もあるので外の体感温度は13度くらいだ。
まだ9月に入ったばかりだというのに…
私の感覚だが、今年は全体的に涼しい夏だった気がする。

夏の終わりを感じるのは気温だけじゃない。
夜8時頃に外が暗くなっているのに気づいた時も、
あぁ、夏が…と一抹の寂しさを感じてしまう。
トロントの夏は本当に短い。
１年で最もいい季節がこんなにも短いなんて悲しすぎる。

日本に帰国した友人と、昨日たまたま電話で話したのだが
暑いっ…と漏らしていた。
とにかく湿気の暑さがヤバイと。
日本はまだまだ残暑が厳しいようだ。
その後、自分の地元の天気を調べたら33度。
これに湿気が合わさるのだから、そりゃ大変だろう。
友人曰く、そんな暑さの中、
こぎれいな身なりの人ばかりで、
化粧もしっかりしており、
日本人は汗をかかないようだと、ただただ驚いていた。

私がまだ日本にいた頃から、(10年以上も前）
夏の甲子園を闘う球児は大丈夫かと、
毎年心配していたが、
今年は２部制が導入されたと聞いた。
それでも、あの湿気の暑さは危険だろうなと心配になる。
人間の体は少なからず環境に順応するのだろうとは思うが、
日本人の暑さへの耐性は並外れていると感じる。

もはや私には、夏を日本で過ごすことなど恐れ多くて考えられない。
トロントの寒くて長い冬は決して嬉しくないが、
過ごしやすい夏なのはありがたい。
来週は気温が少し戻ると言われているので、
トロントの夏をもう少し長く楽しめることを願っている。
急激な気温の変化のせいか、
今日は頭がもやっとして気分がすぐれない。
喉が痛くなりそうなならなそうな微妙な感覚もある。
今夜は首に何か巻いて寝よう。
こんないい季節に風邪などひいていられない。