フライトキャンセル

日々の暮らし

ストライキ…
以前もストライキの記事をあげたことがあるが、
今回、ストライキ突入が危惧されたのはエアカナダだった。
エアカナダのパイロット組合は
アメリカの航空会社のパイロットとの格差を
少しでも埋めたいと主張していた。
エアカナダが1日に運航している便は平均して約670便あり
利用者は約11万人に上るらしい。

ストライキに備え、この週明けから段階的に便数を縮小し、
早ければ18日(水)からストに入る可能性があると言われていた。
ありがたいことに、今回もぎりぎりでストライキは回避されたが、
影響を受ける可能性のある日時にフライトを予約していた人は
気が気じゃなかったに違いない。

エアカナダは、該当する期間に予約をしている人に、
無料でほかの便に振替えられるように対策を取っていたようだが、
当事者だったらと思うと、決してうれしくない…
まず、”自分の便が飛ばないかもしれない”というドキドキ感も嫌だし、
兎にも角にも、予定の変更をしなければならないのが一番厄介だ。

ふと数年前のことを思い出した。
と言ってもコロナ前だから、もう5年前になる。
あの時はストライキではなかったが、
予約していたフライトが突然キャンセルになった。
そろそろ出かけようかという時間になって
キャンセルのメールが飛んできたのだ。
えっ、このタイミング?と思ったが、
まあ空港へ行ってしまってからよりはずっとマシだろう。

友人に会いにLAへ飛ぶはずだった。
こちらは極寒の冬。
悪天候のせいで飛行機が飛ばなかったのだ。
ただでさえ5日という短い旅では、
行きと帰りで約2日取られることを考えると
1日削られるだけでもかなり痛い。
しかも、翌日も飛ぶかどうかも分からない…

休暇は延ばせないので、
1日ずつ自分の滞在期間が減っていくことになる。
そうなると、果たして行く価値があるのか?
という疑問が頭をかすめ始める。
旅行をキャンセルすべきかもと迷いながらも
翌日、飛行機が飛ぶことに賭けてフライトを変更した。

幸運にも飛んでくれたのだが、
当初予定していた時間よりも遅いフライになったため、
初日は移動だけで終了。
滞在日数もすでに減っているため自分だけで観光する予定も消滅した。
会いたかった友人と彼女の子どもたちに会えただけでも
良しとするしかない。
空港で待ちぼうけを食わされることも起こり得ることを考えれば、
こんなのは断然いい方なのだろう。

今回の件で、フライトの欠航に怯えた人も振り回された人も、
無事にそれぞれの予定をなんとか遂行できていることを願いたいものだ。

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