形から入る

夏が始まった。
私の中でビーチバレーが始まると
夏が来た!という実感がわく。
と言っても、
今年のトロントはちょっと天気が不安定だ。
6月も半ばに差し掛かったというのに、
(ゲッ! もう中旬?? というのが本音だが)
朝晩は涼しいというか寒い。

ビーチに繰り出すのに
長袖長ズボンで出かけたのは初めてかもしれない。
ハードコア(筋金入りの)のビーチプレーヤーたちは、
もうとっくにビーチバレーを開始していたが、
私は昨日がシーズンスタートとなった。
いつものごとく、朝出かける前までは
「マジで行くの?天気悪そう…」などと
ネガティブマインドが私の脳の9割を占める。
平日はいつまででも寝ていたいオーラに包まれている旦那だが、
日曜日の朝はやる気満々で7:30頃から動き出す。
遠足に行く小学生か?
いざ行ってしまえば、
日頃の引きこもりから解放され
太陽の光を浴びながら
新鮮な空気と戯れる心地のいい時間になる。

私はスポーツ好きで、割と何でもやりたいタイプだ。
そしてやるからには必ず『形から入る』。
しかし私の言う『形』とは、外見のことではない。
『フォーム』のことだ。
とにかくカッコイイ(自分が理想とする)
フォームのイメージがすでにあり、
それにいかに近づけるかというのが常に頭の隅にある。
それが私がスポーツをする楽しみの一つでもある。

私はカナダに来てからバレーボールを始めたが、
正直きれいなフォームの人にはあまり出会わない。
日本だと、経験者たちのグループの中に、
未経験者がちらほら入っているようなイメージだが、
(逆に言えば、経験がないと始めるのに敷居が高い)
こちらでは、皆広く浅く色々なスポーツをするので、
誰でもなんだかんだ勢い?でプレーできてしまう感じだ。
そのせいか、自己流で成長してきた感が強い。

まれに経験者だという人に出会っても、
本人の口から「高校時代はバレー部で…」と言われるまで、
まったく気づけない。(笑)
その点、日本人で「経験者」となると、
もう完全な異次元レベル。
一目見ただけで、「あっ、この人経験者だ」と分かるのだ。
昨日も、初めて会った男子プレーヤーのフォームが
めちゃくちゃ教科書通りで”カッコよかった”
アジア系のルックスだったこともあり、
「この人多分日本人」と勘づく。
案の定日本人だった。

バレーボールで経験者と分かるポイントはいろいろある。
特にボール競技は、ボールタッチの柔らかさでほぼ見分けがつく。
ただその先のレベルで言うと、
最も際立つのはレシーブだと私は思っている。
(本当にその辺、私はマニアック)
久しぶりに惚れ惚れしてしまった!
今更そのレベルまで行くのは不可能に近いが、
改めて理想のイメージが私の脳に植え付けられた。
よし、今シーズンは彼のレシーブを真似ていこう!

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