熱気

旦那がレギュラーカスタマーのパブに
昨日は私も久々に一緒に行った。
手抜きの晩ご飯の時はいつもここに行く。
メジャーリーグのリーグ優勝決定シリーズの真っ最中。
わがBlue Jaysの大事な試合がある日だ。

ホームゲームでまさかの2連敗を喫し
敵地マリナーズの本拠へ乗り込み
なんとか2-2のタイに持ち込んだ。
ホームへ戻ってくる前の大事な一戦。
勝って精神的な余裕を持ちたいところだ。

パブはすでにフルハウス状態。
金曜の夜だからか?
それとも生バンドの演奏のある日だからか?
いやいや待てよ。
まだ6時という早い時間帯で
こんなに埋まっていることってなくないか?

何とかいつものコーナー席を確保。
テレビモニターもちょうど正面にある。
ゲームは始まったばかりだ。
一つ一つのプレーに
大きなため息と歓声が漏れてくる。
やはりこの日のお客さんは
ほとんどが野球観戦をしに来ている感じだ。
普段とは違った空気が流れている。

私はこういうパブの雰囲気も好きだ。
みんながホームチームのプレーに一喜一憂し、
うんちくを垂れる人もこの日ばかりは許される。
みんな”知り合い”な雰囲気が面白くもあり、楽しい。

肝心な試合だが、
先制されたものの
Blue Jaysが追いつき逆転に成功。
それでも毎回のようにチャンスを作りながら
得点できない嫌な流れが続いていた。
2-1のまま終盤へ。
私のガッツは、負ける…と感じ始める。
こういう時って大概、継投もうまくいかない。

旦那は嫌いなピッチャーが出てきた瞬間、
興奮し始める。
「何で彼なんだ?」と
彼を押す隣人とデカイ声で議論が始まる。
(決して喧嘩ではない)
今回は旦那の意見が大当たりし、
この回に大逆転を許してしまう。
旦那の怒りが一気に沸点を超え
Fワードが飛び始める。
もうこうなったら止められない。

最終回の攻撃を見届けることなく
私たちはパブを後にしたが、
帰り道も旦那の怒りは収まらない。
私は彼の後ろを3メートルくらい開けて歩く。
前を行く旦那は、
身振り手振りを加えて
「Why?」「F〇〇k!」と
どでかい独り言を発し続ける。

別のパブの前でタバコを吸っていた人に
「F〇〇king リトル*!」と
(*リトルは、彼が嫌いなピッチャーの名)
同意を求めるように話しかけ通りすぎる。
少し困惑しながらも、
「Yeah,リトル!」と反応する見知らぬ人。
どのパブもスクリーンに映し出されているのは、
Blue Jaysの試合。
みんなリアルタイムで試合経過を知っているのがまた面白い。

この熱気…まだまだ続く。
次は大歓声に包まれることを期待したい。

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