おのぼりさん

海外生活

自宅勤務になって早5年…
全世界を震撼させたあのコロナから
もうそんなに経ったんだと思うと
何やら感慨深いものがある。
私はたまたま、有給消化の休みに入った翌日だった。
一斉にオフィスが閉鎖された。
そして誰も予想だにしなかった長い軟禁生活が始まる。

私は根が引きこもり体質なので、
軟禁生活は実はそれほど苦ではなかった。
(不満はストレス発散のジムに行けないことぐらい)
しかし、通勤がなくなったことで
都会へ出る機会もほとんどなくなった。
久ぶりに友人と会うために都会へ出ると、
完全におのぼりさん状態である。

先日6年ぶりに友人と再会した。
前回は彼女のいるアメリカに私が遊びにいったのだが、
今回は彼女が久々にカナダにやってきた。
家族旅行の短期滞在で予定も詰まっている中、
わざわざ会う時間を作ってくれた。
6年前、まだまだ小さかった子供たちの成長が著しい。
長女はもう立派な”女子じょっし~”である。
そして海外育ちの子供たちあるあるーー
姉弟きょうだい同志の会話は英語。
この光景、英語に苦労しているオバさんとしては
本当にまぶしすぎる。

久々に都会へ出ると、街中の変化に目を見張る。
”あ、ここ変わった” 
”えっ、いつの間にこんなでかいビルが?”
一体何年この街にいるのか?というほど、
観光客並みのキョロキョロ度だ。
そして、私はアナログ人間。
飲食店に導入されているあのタッチスクリーンが苦手。
英会話も決して得意ではないので、
タッチスクリーンで注文できるのは
画期的だと喜ぶべきところだが、
ドキドキ感が半端ない。

そもそも私は”メニューが読めない女”。
(これは日本語でも一緒で超苦手)
そして外食もほとんどしない。(するときは旦那と一緒)
ましてやファーストフードはほとんど利用しない。
なのでどんなものがあって、
どうオーダーすればいいのかが分からない。
この”ないないづくし”で
タッチスクリーンを眺めても、すぐには脳が反応しない。
(ただ、アホなだけとも言うが…)
隣では、友人の子供たちがスイスイと
自分の食べたいものを注文している。
その画面、どうやって出したん?って聞きたい。

友人のヘルプを頼りに何とかオーダーし
最後のお会計へ。
しかしここでも私は躓く。
未だに現金主義者の私。
そしてカードはタップの設定をしていない。
どこまでもアナログ。
PINを打ち間違えたのか
タッチスクリーンは何事もなかったかのように
元の画面に戻ってしまい、
オーダーが通ったのかどうかも分からずじまい。
結局カウンターへ行き、
オーダーが通っているかを確認してもらい、
そのままそこでオーダーしなおした。

う~ん、時代についていけてない。
”スマートに注文できる女”になりたい…

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