日曜日、うちの旦那は雨の中
“街の清掃” にでかけ風邪をひいた。
請負の仕事でもなければ、
誰かの指示でも、
町内の決まり事でも何でもない。
いつものごとく、
自主的なただのボランティアである。
1人の助っ人を呼び
一旦昼間に出かけて行ったが、
思いのほか駐車車両が多く、
夜まで延期することにしたらしい。
実際に何をするかというと、
歩道や車道の脇にたまった枯葉の掃除だ。
助っ人には恐らくお金が払われる。(バイト)
しかしうちの旦那には一銭も入ってこない。
それでもやりたいらしい。
夜まで延期したのはいいが、
午後からはしとしと雨に。
枯葉は雨で重くなり、寒いうえに
暗闇での掃除が果たしていいのか悪いのか。
私には、あまりにも効率が悪すぎる
仕事に思えてならない。
ただこれもケンカに発展するので、
彼の “ボランティア” 活動には
口を出さないことにしている。
そして翌日、喉の調子がおかしくなり
だるさに襲われる。
Wimpy boyの出来上がりだ。
(ほうらごらん。)
ただ、自分でも
「何で夜なんかにやったんだろ…?」
と後悔をしてるようなので、
何も言わずにそっとしておくことにした。
さてさて今日の本題は、
実はこの風邪ではない。
昨夜、清掃を終え帰宅すると
まずシャワーを浴びた。
旦那には「あとで温めて食べるから、
先に夕飯を済ませてかまわないよ」と
言われていたので、その助言どおり
私はすでに食事を終えていた。
シャワーから出てきた旦那は、
「まだ、もう1つやることがある。
あと30分くらいで、そんなにはかからない」と
言い残し再び外へ出て行った。
しかし、1時間経過…
“やること”と言うのは、仕事ではなく
ビールを飲みに行くことだったわけだ。
「まだ、もう1つやることがある」と言われた時点で
疑わなかったわけではないが、
わざわざ30分と言うからには、
何か本当にやり残したことがあるのかもしれない。
私はあえて何も突っ込まなかった。
お互い大人だし、束縛するつもりも毛頭ない。
旦那が1人で飲みに行くことに対して、
私は1度も反対したことはないし、
実際に彼はしょっちゅうパブに立ち寄っている。
特にコロナ後は、私も自宅勤務になり
四六時中一緒にいるので、
それぞれ息抜きが必要だ。
旦那がパプで me time を過ごすことは
互いに win-win でもあるわけだ。
にもかかわらず、
“ちょっとビール飲んでくる” じゃなくて、
”まだ、もう1つやることがある” と
オブラートに包む意味が分からない。
それを、帰宅した旦那にぶつけると、
”それは男の人間性なんだ” と
さらに意味不明の発言。
「自分でも何で隠したのか分からない。
パブに行きたい自分と、
行きたくない自分がいて
それでも行こうとしている
自分を認めたくなくて…」
そういう言い方になるんだとか。
きっとこうして
カップルは信頼を失っていくんだな…と
妙に現実的な感覚に襲われた夜である。
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