最近カナダでも人気が広がっているPickleball。
テニスコートがあちこちにあるトロントでは、
そのテニスコートを使って楽しむ人たちも増えてきているようだ。
ただ、Pickleballのパコン・パコンという騒音が問題にもなり、
”Pickleball 禁止゛とされているところもあるという。
この Pickleball というスポーツ。
ウィキペディアによれば、発祥は1965年とずいぶん遡るようだが、
実際に耳にしたのは初めてだった。
つまり英語の音でPickleballという名を最初に知ってしまったので、
日本語の [ピックルボール] という表記を見ると
どうしても違和感を覚えてニヤけてしまう。
これはスポーツ選手などの名前を
日本語で目にした時にも同様に感じることがある。
英語では消えてしまう音や、アとエの中間といった曖昧な音も
限られた日本語の音で文字にしなければならないのだから
ある意味、新しく作り出しているとも言えるかもしれない。
無いハズの音がはっきりと聞こえてくる(見える)のだから
そりゃ、違和感でてくるわなぁ…
逆もしかり。
日本語でインプットされていたものが覆されることもある。
今までで、人の名前で一番「へぇ~」と感じたのがGの音だ。
Gerryという名札を見て「ゲリー」だと思っていたら、
「ジェリー」と名乗られたり。(ゲリーもあり得なくはない)
俳優のJake Gyllenhaal (ジェイク・ギレンホール)が
ジレンホールだったことにもびっくりした。
ここまでは、単に英語の音をどう発音するか、
どうカタカナに置き換えるかという問題だが、
和製英語と言われるものの存在も忘れてはいけない。
私が今でもついつい使ってしまうのが ”キッチンペーパー” だ。
これを初めて使った時、旦那に爆笑された。
何のことか分からずポカーンとしている旦那の前に、
”キッチンペーパー” を持って現れると
からかうように「what did you say?」と聞き返された。
だ・か・ら「キッチンペーパーだっつうの」。
英語では paper towel と言う。
明かに和製英語だと知っているものもあれば、
英語だと思いこんでいるものもたくさんある。
キッチンペーパーは、
私にとってはあまりにも日常語になり過ぎていたようで、
そもそも”英語 or 和製英語”と考えを巡らすことさえなかった。
時には、”日本人の言葉を省略するウマさ”に
足をすくわれることもある。
アプリ (app, application)、
フロント (front desk, reception) なんかは、
いい例かもしれない。
英語を知った後でも、
ぽろっとアプリやフロントと言ってしまうことがある。
どうしてそうなったかは知らないが、
元の意味とは違う意味で使われているものも… (☜これ結構、迷惑)
ナイーブ: 純粋 傷つきやすい ☛ 世間知らずな うぶな
ユニーク: 面白い ☛ 唯一無二の
クレーム: 苦情 ☛ 主張する (名)要求 請求
コンセント: 電源の差し込み口 ☛ 同意
等々。”クレームを入れる” なんて
ついつい英語でも言いたくなってしまう。
英語にも同じ言葉があるだけに厄介だ。
失礼になったり、違う意味に伝わったり、
意味不明の発言になってしまうからだ。
英語を学ぶ者にとって、
カタカナは何かと弊害になることが多いが、
擬態語・擬音語 (カタカナだけとは限らないものの)は、
個人的に大好きで、心の底から全世界の人に通じてほしいと思う。
ピリピリなのか、ヒリヒリなのか、
シクシクなのか、キリキリなのか…
この感覚を使い分けられる日本人って天才な気がする。💪
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