Polyglot (多言語話者) の脳ってどうなってるんだろう?って時々思う。
どうやったら何か国語も読めて、聞けて、話すことができるようになるのか。
それも信じられないほどの短期間で…
一つの言語だけでも膨大な単語があり、イディオムがあり、文法がある。
同じ単語でも発音も違えば、イントネーションも違う。
一体どうやって??
たった一言語の英語でさえ、いまだにストレスなしで使えるようになっていない。
私は典型的な日本人タイプで、スピーキングがめちゃくちゃ弱い。
かといって他の3要素 (読む、聞く、書く)は自信があるのかと問われれば、
答えはノーだ。
「英語を喋れますか?」に対する答えは人によって変わってくる。
それぞれ目指すゴールが違う。
カナダに来たばかりの頃を振り返れば、自分の英語も成長したとは思う。
でも、毎日のように知らない表現に出会い、
会話が聞き取れない自分に自信をなくし、
説明しきれないもどかしさに凹んでいる。
私が目指しているところってどこだろう?
私は、母国語と同じような感覚で (=ストレスを感じずに)
英語を操れるようになりたい。
それって無理なんだろうか?
あるESLの先生が、
「一見流暢に会話している人でも、a とか the (冠詞)が抜けると、
すぐにネイティブではないと分かる」と言っていた。
それって日本語の場合、「てにをは」の違いのような感じだろうか。
ネイティブになる必要はない (そもそも無理) ことは分かっているが、
それでも、少しでも近づきたいと思ってしまう。
カウンセラーに、「学生時代はどちらかというと
優等生タイプだったのでは?」と指摘されたことがある。
「優等生タイプの人は上達が遅いです」と、はっきり言われた。
正にその通りかもしれない。
真面目に勉強してインプットはたくさんしてるはずなのに、
間違えることがイヤでアウトプットができない…
しかし持って生まれた性格に、更に数十年の年季が入った今となっては
そう簡単に「タイプ」を変えることもできない。
私にはポーンっと言語を習得できるセンスはないということだ。
今までもずっと地味に勉強を続けてきたが、
この先もそれは変わりそうにない。
いつかストレスなしで英語を操れるようになる日まで…(来るのか?)
最近、初心にかえって “Friends” を再視聴し始めた。
初めてカナダに来た時に好きになったTVドラマだ。
“英語学習の教材”として挙げる人も多い。
「日常会話にはほとんど苦労しません」と言う人がいるが、
私はこの日常会話が実は結構難しいと思っている。
毎日1時間ほど Friends を楽しみながら
新たな言い回しを学んでいる。
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