つい先日、MLBドジャースの大谷選手が
40-40という偉大な記録を達成した。
40-40とは40盗塁40本塁打という驚異の大記録だ。
本来、長距離打者には足が速いというイメージはあまりわかない。
漫画で描かれる姿も、
ホームランバッターは大抵ガタイが大きく鈍足だ。
ドカベンもそうだし、
私が好きだったナインにでてくる唐沢君もそうだった。
(私はタッチではなく、ナイン派)
そして、俊足の選手はスリムで、
こつこつ小さなヒットを放つイメージだ。
ホームランを打てば悠々とダイアモンドを回れるのだから、
足が速くなくても問題はないだろう。
そもそもパワーとスピ―ドは相反するので、
この両方をトップレベルで発揮できるのは
本当に異次元なことだと思う。
野球は”記録のスポーツ”とも言われるとおり、
本当に様々な記録があることに驚かされる。
大谷選手のように才能のある選手が、
次々と色々な記録を掘り起こしてくれる。
こうした大記録の達成は
もちろん地道な努力があってこそなのだと思うが、
体格に恵まれたことも一つのアドバンテージだろう。
そして何よりも、最高の場で出番が回ってくるという強運は
どう説明すればいいのだろう。
40盗塁を決めた同じ試合。
同点で迎えた9回裏2死満塁。
こんなお膳立てのそろいまくった場面で
打順が回ってくるという奇跡。
このプレッシャーを見事にはねのけられる精神力もスゴイのだが、
まずは、そんな運を引き寄せてしまうヒキの強さを感じる。
結果、史上初40-40を同時達成。
自身初のサヨナラ本塁打になった上、満塁本塁打というおまけつき。
こんな偶然ある??
少なくとも、私には降ってこない…
パリオリンピックの熱戦が幕を閉じて
早くも2週間が過ぎた。
選手たちの活躍には、いつも勇気と感動をもらっている。
メダルを取れた人、取れなかった人。
実力以上の力が発揮できた人、
実力を出すことなく終わってしまった人。
毎回のことだが、”オリンピックに強い人” がいるのが興味深い。
日本選手のみならず、
オリンピックにはどうしても縁がない選手がいる一方で、
オリンピックの申し子と言われるほど、
本番の一発勝負を決めてしまえる選手がいる。
本当に運とは不思議なものだ。
平々凡々な私の暮らしに、
日々刺激を与えてくれるスポーツ選手たち。
大谷選手が今シーズンどれだけ記録をのばすのか楽しみだ。
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