私は音楽が生活に密着しているタイプじゃない。
自分からはほとんど音楽を聴かないし、
仕事や勉強をするときは静寂を好む。
もちろん、音楽が嫌いなわけじゃない。
歌を歌いたい気分になることもあるし、
楽器を弾いてみたいという思いもある。
(才能はなさそうだが…)
澄んだきれいな音色に心を洗われ
映像と共に押し寄せてくる音楽に
感情を揺さぶられることだってある。
でも多分、音楽がなくても生きていける気がする。
自分で積極的に日本の曲を聴こうとしない限り
ここカナダでは、当然ながら洋楽しか流れてこない。
しかし音楽に疎い私でも
さすがにはやりの曲の1つや2つ知っている曲はある。
日本の音楽以上に知らないものだらけだが、
耳に馴染みの曲が流れてくると
自然と頭?でリズムを取っている自分がいる。
そしてふと我に返る。
メロディーしか知らん…
日本語の曲であれば、
頭を振るだけでなく軽く口ずさめるのに、
英語の曲はハミングにしかならない。
なんかちょっとさみしい。
ちょっと有名どころで、自分も好きな曲ぐらい
口ずさんでみたい!
母国語であれば、
曲を聴いた時点で自然と耳が歌詞をとらえるので、
詩を理解したうえで曲を楽しむことができる。
ところが英語になると、
詩はほとんど理解しないままメロディーだけで
楽しんでいることが多い。(私の場合)
改めて歌詞を読んでみると結構驚かされる。
つい先日、Queenの
『BOHEMIAN RHAPSODY』の歌詞を見た。
Mama~で始まるちょっとスローなパートの
メロディーが私は好きだったのだが、
just killed a manって…
えっ?いきなり衝撃的すぎないか。
まさかそんな際どい歌詞だったとは。
詩は読んだ人によって何通りにも解釈できる。
この詩を書いたFreddyは何を思い
何を伝えたかったのだろう。
遅ればせながら(遅すぎ!)
ちょっと歌詞を知るのが楽しくなってきた。
そういえば何の曲だったか覚えていないのだが、
昔、結構よく耳にする曲で
すごく明るいイメージがあった曲に対し、
友人がボソッと言ったことがある。
「この曲の歌詞って、
実はあまりいいこと言ってないんだよね」と。
メロディーがキャッチーなので、
色々な場面で使われやすい曲だったのだが、
歌詞を考慮すると??ということになるわけだ。
言葉が分からないのってコワいし、時に恥ずかしい。
外国人がよく漢字の入れ墨をしているが、
まさにいいお手本かもしれない。
知らない言葉を使うときはきちんと調べた方がいい。
今までに変な入れ墨をたくさん目にしてきたが、
今でもなぜか忘れられないのが「台所」って彫ってた人…
こちらで日本語をプリントしているTシャツを見て、
アルファベットがプリントされているものを
買うことはなくなった。
ロゴのようにプリントされているものは
なんとなくオシャレに見えやすいが、
おかしいことが多い。要注意である。
なにはともあれ、
またちょっと言葉を深堀してみたくなっている今日この頃。
しばらくは歌詞の探索が続きそうだ。
歌詞

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