Maybe

日本人が多用しがちな言葉の1つがMaybe。
これは”相手を気遣うという”
日本人が古くから持っている独特の感性が
影響しているのだと思う。
私たちははっきりとしたYes, Noを嫌い、
少し曖昧な表現を好む。

それでも日本人同士なら、
大抵は空気を読めるので
本心はYesなのかNoなのか察しがつく。
しかし海外に出たらそれは通用しない。
日本人のまどろっこしい表現は
相手を混乱させ、
ビジネスともなれば大きな誤解を生み
商談の機会を失うかもしれない…

と、そう私は習ってきた。

なのでなるべくMaybeを封印し、
端的にYes/Noで答えるよう努力してきたつもりだ。
基本的に”中間”の意見の持ち主なので
(言い換えると、意見がない)
かなり難しい。

ところが、このMaybeを驚くほど多用する人がいる。
うちの旦那だ。

?????

友人と会う。
どこかに出かける。
実家に帰る。

いつでも、どんなことでも答えは「Maybe」

つい先日、
友人宅に呼ばれて夕食をごちそうになった。
1月に彼らの家(郊外)に
また招待してくれる話になったのだが、
旦那の返事はYesでもNoでもない。
彼らは、1月後半には旅行に出てしまうので、
日程は限られているうえ、
ホスピタリティー溢れるカップルだけに、
常に友人を招いて忙しくしている。
彼らとしては日程を確定してしまいたい。
それなのに、旦那はなぜか言葉を濁す。
行きたくないわけじゃない。
むしろ行きたいはずなのにだ。

昨日は、旦那が2時すぎあたりから
なにやら夕飯の準備をし始めた。
旦那の得意なチリを仕込み始めたのだ。
夕方5時近くになって、
旦那に質問した。

「チリは、ごはんで食べる?」
(うちはごはんと一緒に食べるのが好き)

返ってきた答えは

「Maybe」

Maybeって何?
ご飯で食べるなら私はお米を炊く必要がある。
(シェフは旦那だが、お米を炊くのだけは私)
だから聞いてんのに、
Maybeって何なん?

1か月先の予定を話してるんじゃない。
2時間後の夕飯の話をしてる。
ご飯が食べたいと言われてから
3分で炊けるなら、それもアリかもしれないが
そんな短時間じゃご飯は炊けない。

冷凍のご飯が少したまってきているので
旦那がご飯を食べないなら、
私は冷凍ご飯を消費したい。
そんな都合もあって聞いているのに
Maybe。

私が習ってきたこととは
正反対の人が真正面にいる不思議。
『予定』に関しては苛立たしいほど曖昧。
はっきりせいや!

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