メカニズム

すっかりブログの更新が滞ってしまった今月。
1週間も開いてしまっていたなんて。
その間、こちらはクリスマスホリデーだった。
今日の話題は、ちょっとお下品というか
気持ちのいいものではないので、
読んでくださる方は食事とは関係のないときにどうぞ。

毎年恒例の、旦那の実家への帰省。
昔は2泊から3泊とかだったのが、
最近は5泊とかが普通になってきた。
私にとっては苦痛?の長さ・・・

そんなことはさておき、
クリスマス当日の夕飯。
いつもは義母がターキーを焼くが
今年はレストランのディナーへ行くことになった。
いつものメンバーである、
義母と、義母の弟、そして旦那と私の4人。
数年前のクリスマス(私たちが不参加)に
そこのディナーを利用して大満足だったらしい。
前菜・メイン・デザートのフルコース。
前菜とメインは2つの選択肢があったのだが
私たちは全員同じものを選んだ。

前菜:ロブスタービスク
メイン:プライムリブステーキ

ロブスタービスクは
シーフードの匂いはするのだが、
味は塩気が強く、正直あまりおいしいと感じなかった。
皆の意見も同様で、さらにクリーミーすぎだったらしい。
(私は、そもそも本当のロブスタービスクを知らない)

そしてメインのステーキは
全員ミディアムレアを頼んだが、
出てきたお肉はうっすらピンク色。
義母はもっと焼いてくれと一旦厨房へ戻したほどだ。
ただ、ナイフを入れて赤い汁が滴るということはなく
私は気にせず食べ始めた。
お肉は柔らかかったが、
こちらも特別感動するようなおいしさは感じない。
私は意外とビッグイーターなので、
大きな肉でも大抵は平らげられる。
ところが今回は違った。
これも歳のせいか・・・と思いながら
頑張ってほおばっていたのだが(基本的に残せないタイプ)
急激に膨満感が襲ってきてギブアップ。
あと3、4口程度の大きさの肉ではあったが、
残りを旦那に引き取ってもらった。

そこからである。
一気にお腹がはち切れる感覚が襲ってきて
胸がムカムカし始める。
旦那がトイレに立った後を追うように私もトイレへ。

ん?気持ちが悪いぞ。やばくないか?

しばらくトイレの個室にこもって様子をみるものの
何も出てこない。
生涯で1度しか吐いたことがない私でも
”危険信号”が点滅しているのは分かる。
気持ち悪さは増すばかり。
トイレの外にあったベンチに座り
しばしば落ち着かせてからテーブルに戻ったのだが、
食事の匂いで再び気持ち悪さがこみ上げ
すぐさまトイレへ逆戻り。
再び個室で少し待ったが、何も起きず。
また外のベンチに座り深呼吸を続ける。
とてもじゃないがテーブルに戻れる状態じゃない。
それくらい気持ちが悪い。

どうしたものか?と途方に暮れていると
旦那が私を探しに現れた。
「どうにもこうにも気持ちが悪い」と説明していると、
とうとうスイッチがONに。
トイレへ駆け込むと同時に一気に爆発。

いやぁ、不思議なものだ。
あれほど胸につかえていた気持ち悪さが
驚くほど一瞬で消えた。
体内に入ってきた異物を取り除こうとする
このメカニズム。
人間の体ってすごいなと妙なところに感心。

流石にずっと帰ってこない私を心配し
義母までトイレに駆けつけていた。
私は生まれ変わったかのように
スッキリした状態でテーブルへ。
ひとり取り残されて
状況をつかめていない叔父*の耳元で
義母がささやいた一言、
(*叔父は👀が不自由)
「upset stomach」という言葉にも
妙に感心してしまう自分がいた。
醜い状況をオブラートに包んでくれる
とても便利な言葉だなと。

戻ったテーブルにはデザートが。
気持ち悪さはもちろん、膨満感さえ消滅したので
食べようと思えば楽勝だったと思うが、
流石に控えて手をつけなかった。
元々甘党ではないので特に未練もない。

また人生初の経験をしてしまった。
食べたとたんに体が拒否るってことがあるのね。
いやぁ、ビックリした。
今後何年にもわたって語り継がれることになるであろう
クリスマスネタを提供してしまったことが悔やまれる。

Comments コメント

タイトルとURLをコピーしました