クレジットカードの勘違い

海外生活

カナダではクレジットカードの分割払いがない。
日本では、2回、3回…という回数オプションの他、
夏/冬のボーナス払いまであり選択肢が豊富だ。
私は手数料を避けたいため、
よっぽどのことがない限り分割払いを利用することはなかったが、
便利なシステムだとは思う。

お店の会計を管理するようになり、
旦那名義のクレジットカードの照合をしはじめて気づいたのは、
ムダな利息を支払っていることだ。

カナダのカードシステムが日本と大きく違うのは、
元々(自分の意志とは関係なく)、月々の利用額によって
自動的に minimum payment (最低支払額) が設定されるところにある。
私なりの解釈では、日本のリボ払いのようなものだと思っている。
(厳密には色々ちがうのかもしれないが…)

そのため、その minimum payment をきちんと払っていれば、
ブラックリストに載ることもない。
旦那曰く「優良クレジットカードホルダーだ」だそうだ。

そりゃそうだ。毎月利息を払ってくれるのだから、
優良どころか、カード会社からすれば上得意様だ!!

この大きな大きな勘違い…
カード会社のワナにまんまとハマってしまっている。
これで分割払いの選択肢がないのもうなずける。
自動的に分割が可能になっているわけだ。

「オレは優良ホルダーだ」と胸を張っていた旦那を見て、
「冗談でしょ?」と耳を疑った。
基本的に「分割払いには利息がつく」というのは私にとっては常識だが、
初めから「minimum payment を払えばいい」とだけ
刷り込まれていたとしたら、「利息」のことなど思い浮かばないのかもしれない。

私のように明細を舐めるように見る人がどれくらいいるのだろう?
契約時の定款を一字一句読むという人もまずいないと思う。
明細書の項目で目に留まりやすくなっているのは
minimum payment 額と利用合計額だけだ。
これってもしかして一種の詐欺??

塵も積もれば山となる。
月々にしたら大した額ではないかもしれないが
決して侮ってはいけない…

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