今、旦那の実家にお世話になっているが、
毎回何かしら驚きがある。
今までこのブログにもいろいろ書いてきたが、
最初の衝撃があまりにもデカすぎて、
以降の驚きにはそれほど動揺しなくなった。
最初の衝撃とは、
飼いネコの飲み水がトイレの水だったこと。
旦那と暮らし始めて
カナダ人にとってのトイレの立ち位置が
日本人の私とはかけ離れていることは
日々学びつつあったのだが、
まさか”飲み水”にまでなるとは…
私の予想をはるかに超えていた。
家の中では靴を脱ぐ習慣のあるお義母さんだが、
境界線がめちゃくちゃ曖昧。
ハッキリした玄関がないカナダでは、
靴を脱ぐ場所が適当なのはよくあること。
しかし義母の場合は、それだけにとどまらない。
ルームシューズでどこまでも出ていってしまう。
家の中にはサンダルがたくさんあり、
どれも室内・外両用だ。
それを知ってから、
一件綺麗そうなフワフワのカーペットの上で
伸びができなくなった。
そして来るたびに、
何かしら新しいToyが増えている。
今回のニューフェイスはFoodsaverだった。
”Foodsaver”と言われても、
私には何のこと分からなかったのだが、
肉などの保存をする際に、
真空パックを作れるマシンだった。
ちょうどひき肉を小分けにすると言って
実演してくれることに。
袋となるビニールを適当な長さに切り、
片方の端をマシンに入れて封をし袋状にする。
そこに小分けしたい分量のひき肉を入れるのだが、
ここで義母の驚きのテクニックが炸裂。
スーパーで買った
プラスチックのトレーに載ったひき肉の塊に
まさかの空手チョップ。
エイヤーッ!という勢いはさすがにないが、
空手チョップの手の角度で
肉を切り分けようとする義母の姿に私は固まった。
これは旦那も同じだったようで
うめくような小さな声を上げた。
(意外にも、旦那は私以上に
肉を素手で触ることを避けるタイプ)
するとお義母さんは、
ひらめいたかのように”フライ返しを取って”と言う。
「その方が効率がいいわ」って。
いや効率と言うよりも
衛生的に考えたら当たり前だろ…
一見きれい好きそうに見えるお義母さんなのだが、
こうした不思議なやり取りが色々ある。
旦那の実家への帰省や他人の家へ行く際は
何事も見て見ないフリをする必要がある。
普段なら受け入れられないものも、
無になってやり過ごさねばならない。
これ、かなり重要である。
見てしまったら発狂しかねない。
修行は続く…
義母

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