常識/非常識

ネット社会が加速し、便利さが増していると感じることは多い。
自宅で仕事ができるようになり、
かつて通勤に充てていた時間が浮いた。
しょっちゅう止まる地下鉄や、バス待ち、
人混みのストレスからも解放された。
仕事と家事を同時進行で出来ることも大いに助かっている。
自分のタイムマネージメントで仕事を進められるのは実にありがたい。

一つ難点を言うなら、仕事とプライベートの区別が
曖昧になってしまうことだろうか。
私のメインの仕事の営業時間は平日の11:00-5:00で、
土日祝日は休みだ。
基本的に電話やメールのお問い合わせにはこの時間内での対応となる。
それ以外の雑務は自分のタイミングで出来るので、
11時前にすでに仕事をすることもあれば、夜に行うこともある。

しかしネット社会の影響で、この「営業時間」という概念が、
最近の人たちには薄れてきているように感じる。
「電話はいつでもつながるもの」という感覚なのだろうか?
朝の7時から電話をしてきたり、
夜の9時10時でも平気で電話を鳴らす人たちがいる。
あるいは週末だろうと気にしない。
「私はあなたの友達じゃないですよ」と言いたい。

そんなイレギュラーの時間なのだから、
もしかすると何か緊急の問題なのか?
と渋々電話を受けると、何てことはない。
そんなのメールしておいてくれれば済む話では?
週明けに話合し合えばいいことでは?
ということばかりだ。

先日も、緊急対応が必要な件があり、
電話をすぐにくださいとメールすると
(相手の番号を知らなかったため)
「今夜遅くに電話します」と返事がきてドン引きした。
営業時間は5時までですけど、遅くって何時ですか?
普通に考えて、オフィスが開いてるとでも?
至急対応しなければ本人が一番困ることなのに
この危機感に欠けるのんきさと、非常識さ。
私は24時間営業の日本のコンビニじゃない!!

そしてメールのやり取りがテキスト化しているのもいただけない。
質問にしろ、こちらからの問いに対する回答にしろ、
書いてくるのは1行メールで全く要領を得ない。
伝書バトの時代だったら解決するのに数年かかるぞ!
“相手に時間を取らせない“ という気配りは
今の時代では消滅してしまったのか?

更には、相手の理解力にクエスチョンマークがつくことも多い。
これは私の説明力が乏しいせいだろうか…?
思わず「アホか?」と言ってしまいそうになる。
今日も電話で問い合わせを受けたのだが、
同様の相談で3回目の人だった。
私の日本語力、そんなに落ちてます?
すこしも難しい内容ではないと思うのですが…
常識で考えればおのずと答えは出るはずで…

こういうのが続くと本当にやる気を全部吸い取られてしまう。
今日はモチベーションがダダ下がりの1日だった。
明日はいい日になりますように。

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