うちの旦那は多彩?な才能を持ちあわせているが、
”あまのじゃく” という才能にも秀でている。
本人に自覚はないので、少し語弊があるかもしれない…
しかし、決まって私が望まない方向へ舵をとる。
その多くは当然のごとく衛生面で発生するのだが、
それ以外でもことごとく予想に反した行動をとってくれる。
いやがらせか?
食事後の後片付けは、私が全面請け負っている。
(旦那に任せたら何をされるか分かったもんじゃない)
自分が洗う時に楽になるように、
食器には水を張っておく習慣がある。
特にご飯などは乾くとこびりついて取れにくくなる。
つまり、わざわざ水を張っているわけだ。
ところが突然何を思ったのか、
せっかく張っていた水を全部捨てられ、
キッチンカウンターの上に
空になった食器をきれいに積み重ねられてしまうことがある。
本人はヘルプしただけだと言い張る。(何のヘルプだ?)
いつもはただカウンターに置き去りにするか
既にある食器の上にアンバランスに積み上げるだけのくせに、
(大きなお皿は一番下に…などと気を利かせて
重ねる順番を変えることもしない)
一体何をしてくれた???
旦那は食後に何かスイーツを食べる癖がある。
ここ数年、ハマっているのはオートミールのレーズンクッキーだ。
まだ6枚ほど余っていたのだが、昨日新しいものを購入してきた。
いつも大きめなタッパウェアに入れ替え、冷蔵庫で保管している。
(アリ対策)
6枚の古いクッキーを小さなタッパーに入れ替え、
新しいものを大きなタッパーに入れる。
全部入りきらないので、さらに小さなタッパーにも小分けした。
冷蔵庫に入れておくとクッキーが固くなってしまうため、
当然ながら古い物から食べて欲しい。
(ちぎったパンを一緒に入れて固くなるのを防いではいる)
そして冷蔵庫の位置取りにもリスクマネジメントを施し、
新しいクッキーのタッパー2つは最下段の奥へ。
そして古い6枚が入ったタッパーを手前に配置。
冷蔵庫を開けた瞬間に目に入る場所だ。
ところが今日の昼近く、冷蔵庫を開けると
なぜか上段の棚に新しいクッキーのタッパー(小)が…
犯人は旦那なのは言うまでもない。
普段は、冷蔵庫を開けて奥まで見渡すようなことはしない。
かがむのが面倒くさいのだろう。
目の前にある自分の目に入ったものしか見ない主義だ。
にもかかわらず
”食べてください” と言わんばかりに
前面に置いてあったクッキーには目もくれず、
わざわざしゃがんで探さなければならない
新鮮なクッキーを探し当てて食べるという
まさかの行動をしてくれた。
わざわざ最下段の奥にしまい
クッキーの前には牛乳やらジュースやら背丈のあるものを並べ
正面に立った時の旦那の視界をふさぐように
入念に策を講じた努力はなんだったのか。
恐ろしや…この嗅覚。
自分が買ってきたクッキーがあるはずなのに…
ない!ない!ないっっっ~!と
パニックになって探したのだろうか。
どんだけクッキーに飢えてんだ?
最前面に置いてあったタッパーは
全くもって目に入らなかったという。
(そもそも、それがおかしい!!)
旦那の行動を先読みして色々と策を講じているつもりが
その逆を突かれるという情けなさ…
本人は無意識を装っているが、
実は私の方が遊ばれているのかもしれない。
いやいや… そんなはずはない。
本能で行動する旦那だ。
その本能が人と反対の行動をとらせるという
生まれ持った才能の持ち主に違いない。
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