昨日、来るはずのない人がやってきた。
これこそ最近気にかかっていたことだ。
うちは自営業をしている。
お店は大通りに面しており、
歩道は毎日たくさんの人が行き交っている。
私たちの住居はお店の後ろで
お店の上(2階)もアパートメントになっており
それぞれ人が住んでいる。
この通りの1階スペースは
ほとんどがうちと同じ小売り店なので同じ作りだ。
2階のアパートメントの居住者たちの入り口は、
お店とお店の間にある鍵付きのドアだ。
そのドアを開けると2階へと上っていく階段になっている。
つまり、2階の住居スペースへ上がっていけるのは
この道路に面したドアのカギを持っている人だけだ。
要はこのドアが自宅のドアといえる。
2階には2棟入っているので、
廊下に沿ってまたそれぞれの部屋の鍵付きのドアはあるが、
建物へ不審者を入れないためには
表のドアもきちんと施錠されるべきである。
この2階の廊下の突き当りには
鍵なしのドアがある。
そこを開けると下へ降りる階段になっており、
私たちの住居につながっている。
道路に面したお店と、
その後ろに住む人が別の場合は
当然ながらこのルートを使って家に入るからだ。
うちはお店から通り抜けられるので
このルートはもうずっと使っていない。
そのため、この階段を下りてくる人は絶対にいないのだ。
それなのに…
お昼ごろ不審な足音が近づいてくる。
見知らぬ人が下りてきた。
ちょうど旦那が遅いランチでリビングにおり
すぐに声をかけて事なきをえたが、
これが一人の時とかマジでやめてほしい。
原因は、いつも問題を引き起こす
上階に住む例のおばちゃんだ。
何を思ったか表に面したドアを
ワイドオープンにするようになったのだ。
理由は「夏で暑い」。
「ニオイがこもって臭い」だ。
このニオイの元もいつも私たちが避難される。
私たちが料理するニオイが臭くてたまらないと…
しかし言いがかりなのは明らかで、
私たちが起きてさえいない時間帯から
「臭い」とわめく。
料理をしていないのに「臭い」とわめく。
旦那曰く、彼女の部屋自体が陰気臭いらしい。
私は怖くて2階へは足を踏み入れていない。
「どうぞ、入ってきてください!」という
なんともウェルカムな状態にしてくれたおかげで、
道行く人は誰でも入って来られる危険な環境になってしまった。
先週は1週間バケーションで家を空けるため、
出発前にはひと悶着あった。
「セキュリティの問題があるから、
表のドアは毎回きちんと締めてくれ」と冷静に話をしても
まったく聞く耳を持たない。
おばちゃんの隣に住む若者に
「夜だけは絶対にドアを施錠する」よう頼んで家を後にした。
今は2階から降りてくるドアに
鍵を設置することを真剣に考えている。
うちはお店と住居を行き来するため
常に両方のドアを解放している。
旦那が店、私が奥まったリビングで仕事をしていたら
気づかないうちに侵入者がうちに入れてしまう。
盗られるような高価なものは何もないが、
この物騒な時代、想像すると怖い…
危険

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