センス

すべてがおしゃれすぎ。
友人宅に4泊ほどお世話になっている。
白を基調にした内装に
家具はカントリー調のアンティークで統一され
さりげなく置かれた
ハードカバーの古い本や
ガーデン、ファッションなどの雑誌が
エレガントな雰囲気を醸し出す。

流しの正面の小窓から
やわらかな陽が差し込むキッチンは、
様々な物を置いても
十分な作業スペースを確保できる
キッチンカウンターがある。
そして真ん中に陣取る
アイランドカウンターは
作業スペースでもあると同時に
ワイン片手に軽いスナックをつまむ
テーブルとしての役目も果たす。

スナックボードに展開される
スナックもレベルが違う。
(うちの場合、ボード自体がすでに別次元)
小房に分けたグレープに
数種類のチーズやパテ。
共に食すのはオーガニックのクラッカー。
ただのポテトチップスでさえ、
ガーリック風味のクリームチーズに
ディップして食べれば、まったくの別物だ。

シンクは私の嫌いな
小さいダブルシンクだが、
それを補って有り余る食洗機つき。
冷蔵庫、コンロ、オーブン…
すべてが大きくゆったりしている。
ふんだんにある収納スペースには、
ワイン用、シャンパン用、スコッチ用、ビール用…
デザインの異なるグラスがズラリと並び
マグカップは次から次へと交換される。
一体いくつあるの…?
2人暮らしには到底必要のない量だが、
家族、友人をもてなすのが好きな彼らには
自然なことなのだろう。

夕方になると、部屋にはキャンドルが灯され
ロマンチックな雰囲気を演出する。
ディナーテーブルのクロスも
料理によって変える?のか
昨夜と一昨日では違ったものだった。
各個人に用意されたナプキンは布製。
水のグラスの他に、
それぞれ好みのドリンクのグラス
(赤ワイン、白ワイン、ビール…)が
食卓に並ぶ。

リビングにはもちろん暖炉があり、
大きな窓から見える雪景色を眺めながら
Cup of tea をお供に読書する。
なんとも贅沢な時間だ。
ここへ来ると、いつの間にか忘れていた
“海外にいる”感に存分に浸かれる。

センスが光る素敵な家に
今回新たに加わっていたのが、
ハロッズのテディベア🧸
リビングのチェアに
ちょこんと腰掛けていたのだが、
これがまさかの飼い犬のおもちゃとは…
お犬様さえレベルが違う。

こんな家な住んでみたい。
果てしない妄想を掻き立てらる場所である。




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