煙草

海外生活

私は煙草の煙、臭いが大嫌いだ。
両親とも吸わなかったし、
子供の頃は、周りにも吸う人がいなかった。
うちは親戚づきあいが薄く、
父方も母方も、年に1度
お正月に顔を合わせる程度だったが、
親戚の中には吸う人が数名おり、
そうした集まりの時に
煙草のにおいを嗅がされるのが
大の苦手だった。

社会人になると
たくさんの人が煙草を吸う世界に放り出された。
煙草を吸うのがカッコいい
とされるような時代もあったが、
私にはまったく縁のない代物だった。
試してみたいと思ったことすらない。

私は慢性の鼻炎持ちで、
煙草の煙は私の鼻を詰まらせる。
さらには目も痛くなる。
そしてすべてに煙の臭いがつくのが許せない。
煙草の臭いは
1度の洗濯では取り切れないほど強烈だ。

ありがたいことに、
うちの旦那も煙草は嫌いで吸わない。
(煙草を吸う人だったら
恐らく一緒になっていない)
しかし、義母は吸う。

カナダは法律上、
屋内では煙草を吸えないことになっている。
吸いたい人は必ず外へ出なければならない。
これは自宅などの家屋も同じだ。
基本的には皆外へ出て吸う習慣があるが、
自宅の主の場合は、
それぞれ自分ルールを持っており、
自室の窓を開けるだけで吸う人もいる。

義母がまさにそうだ。
誰かの家へ行った時は
煙草のために必ず外へ出ていくが、
自宅では自分の部屋で吸っている。
家全体が煙草臭いわけではない。
その辺は義母も気にかけているのだろう。
入った瞬間に“うわっ、タバコくさっ!”
ということはないし、
義母自身も煙草の臭いを
ぷんぷんさせているような人ではない。
それなりにいい匂いがする。
しかし、持ち込んだ衣服や荷物は
ものの見事に煙草の臭いを吸い込んでしまう。

自宅に帰宅するとすぐに、
コート、ニット帽、マフラーを浴室に吊るした。
シャワーのみなので、
日本の浴室のようにたっぷりの水蒸気は出ないが、
それでも臭いを取り除くのに少しは役だってくれる。

旦那の実家から帰宅すると
とにかく大量の洗濯物が出る。
着なかったものも、すべて煙草臭くなるからだ。
バックパックの中にしまったままでも容赦ない。
何もかもが煙草のにおいに染まってしまう。
バックパックすら臭い…

今日は朝から洗濯機をずっと回しているが、
洗い終えたものも、
臭いが完全には消えていない…
ああ、本当に憂鬱…このニオイ。

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