休校

トロント

木曜日は、
学校がSnow day(大雪による休校)になった。
子どもたちにとっては嬉しい休みに違いない。
しかし、私的にはこれが結構意外だった。
休校ともなると、
“今現在、かなりの勢いで降っている“、
さらには“今後も大雪が降り続ける予報“
というような状況を想像するからだ。
私が起きた朝7時の時点で
雪はピタリと止まっており、
ストームはすっかり去ったあと。
台風一過の空と同じく
気持ちのいい天気になりそうな気配だった。
それこそメイン通りは除雪車が除雪してくれるし、
メイン通りの歩道も小形の除雪車?で除雪してくれる。
私の地元と比べたら
トロントは断然雪慣れしている街だと思う。
なのに、休校?(別にいいんだけどね)

朝、私は少しウキウキしながら目を覚ました。
なぜかって?
そりゃあ、雪を見るためだ。(子どもか)
Snowfall warningが出ていたくらいなので
いったいどれだけ積もったのだろう…?
就寝時(23時頃)にはすでに雪になっていたが、
”積もるぞ!”という主張がさほど感じられない
細かい雪だった。
それでもきっと夜中のうちに…
庭はすごいことになってるに違いない!

窓のないベースメントで寝ている私たちは、
夜中に吹き荒れたであろう雪の姿を一切知らない。
それだけに、必要以上の期待で胸が躍る。
ところが、窓の外を見て
その胸の高鳴りが一気にしぼんだ。
クリスマスに期待していたプレゼントじゃなかった時の
子どものような気持ちだろうか?

いや、それなりに積もってはいたのだが、
(深いところで20~25cmくらい?)
前回*よりも少なく、新たな驚きがなかったのだ。
 *前回の写真はこちらの記事から☟

とは言え、購入してから2年ほど
出番のなかったスノーブーツを履いて
庭に飛び出したのは言うまでもない。
誰も踏んでいないフカフカの雪を踏むことは
なぜあんなにも心をくすぐられるのだろう。
(私だけ?)

せっかく積もった雪。
午後にはちょっとしたお使いに出た。
もちろん目的は雪を踏みしめること。
ところが、すっかり除雪されてしまっていて
少しも楽しくない。
最後に目的地であるスーパーの周囲に、
手つかずのエリアを発見!
本来ならそこにPathがあるのだが、
まだ除雪の手が届いていなかった。
喜び勇んで(犬か?)積雪の中に突進するおばさん。
当然、帰路も同じ経路を選択。
真っ白な絨毯に
さっき自分が付けた深い足跡が残っているが、
それを辿るような邪道なまねはしない。
迷わず、新しい道筋を進む。
何をしてるんだ?このおばさんは…

横断歩道を渡って振り返ると、
作業員が、私が通ったpathの除雪を始めていた。
Just in timeである。

タイトルとURLをコピーしました