実家から最寄り駅まではバスを使う。
運転手によって運転スタイルが違い、
スピードが異様に遅い人もいれば
軽快にすっ飛ばしてくれる人もいる。
昨日は、超スロー運転の人だった。
運転手と反対側の先頭に座ったので、
運転席がよく見えた。
(先頭の席は異様な高台にある)
ギアを1速、2速…と
これまたありえないくらいの遅さで入れていく。
4速に入れても時速15キロにも満たない。
どういうことよ?
私の記憶が正しければ、
4速は40キロくらいを出す時に…って
教習所で習った気がするのだが、
ギアの構造的にも大丈夫か?
そして今まで気にしたことはなかったが、
バスのスピードメーターが
マックス40キロくらいまでしかないのも驚いた。
結局、最後まで20キロ程度の徐行運転が続き、
危うく病院の予約時間に
間に合わなくなるところだった。
最近はこの速度で走るのが普通なのかどうか
浦島太郎状態の私には分からない。
しかし、こんな走行を自分の通勤時にされたら
マジ切れするに違いない。
私は運転免許を持ってはいるが、
ほぼ運転をしない。
いわゆるペーパードライバーだ。
(これ日本語英語!通じない)
高卒と同時に免許を取ったのは、
運転をする未来を描いていたからなのだが…
通勤は電車。
休みの日の外出も、都内へ出るとなると
公共交通機関を使ったほうが便利。
自分の車を買う財力はまだなく、
空いている時に父の車を借りる身分では
ほとんど運転する機会がなかった。
そうこうしているうちに
自分がそれほど運転好きでないことに気づく。
リカちゃん人形よりも
ミニカーが好きだった自分。
ガンガン運転する自分の姿を想像していたが
いつしか車の助手席が…
もとい後部座席が自分の居場所だと悟った。
(睡眠魔の私が助手席に座るには
ある程度の覚悟がいる)
日本の一般道を運転する際、
私は、50~60キロも出すと
それなりに速いと感じていた。
しかし、カナダでは80キロ出ていても
そんなにスピードを感じない。
まあ、カナダでは
自分が運転しての感覚ではなく、
助手席に座っていての感覚なので、
多少の誤差はあるかもしれないが
体感とは不思議なものだ。
先日も、友人の運転する車のメーターを
チラ見して驚いた。
高速を下り一般道に入ったにもかかわらず
普通に80キロで走っている。
しかも雪道を…だ。
メーターの数字を見てしまうと若干ビビるが、
体感ではそれほどスピードが出ているように感じないのは
車が大きく、道路も広いせいだろうか?
時速80キロから20キロの世界へ。
ペーパードライバー歴もここまで長いと
運転することがすっかり怖くなってしまっている。
でも20キロでいいなら運転できるかもしれない…
と妙な自信がわいてきた日本滞在である。
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